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03月02日-02号

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  1. 備前市議会 2022-03-02
    03月02日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時  令和4年3月2日  午前9時30分 開議    午後3時38分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(9番、15番は欠員)  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一部事務組合議会議員補欠選挙選挙第1号 東備消防組合議会議員の補欠選挙について選挙 (指名推選)2一般質問  ・5番 森本洋子議員  ・2番 青山孝樹議員  ・6番 石原和人議員  ・3番 田口豊作議員  ・1番 藪内 靖議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者15番 森本洋子1 令和4年度施政方針について  ① 人・農地プランについて  ② 備前焼振興について  ③ 岡山デスティネーションキャンペーンについて市長 産業部長 (再質問あり)2 新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種について  ① 3回目のワクチン接種について  ② 5歳から11歳の小児のワクチン接種について市長 教育長 保健福祉部長 (再質問あり)3 高齢者支援について
     ① 敬老会について  ② バス待合所について市長 保健福祉部長 (再質問あり)22番 青山孝樹1 施政方針より  ① 「行政の推進」における事業の継続性と健全な財政運営について  ② 若者をターゲットとした施策について市長 (再質問あり)2 ふるさと納税の現状と今後の見通しについて  ① 現状とこの一年間の取組について  ② 今後の年間30億円を集める見込みについて市長 (再質問あり)3 教育行政について  ① 教育大綱の旧「教育のまち備前」と新「みんなでつくる教育のまち備前」の意義や内容における違いは  ② 部活動における土・日の地域移行について市長 教育長 (再質問あり)4 地域おこし協力隊の活用について  ① 採用目的と、期待する役割について  ② 効果的な活用のための、地域や行政との関わりについて市長 市民生活部長 (再質問あり)36番 石原和人1 今定例会の議案、予算案について市長 市長公室長 (再質問あり)2 ふるさと納税について市長 市長公室長 (再質問あり)3 公共交通について市長 市民生活部長 (再質問あり)4 財政について市長 総務部長 (再質問あり)5 移住定住施策について市長43番 田口豊作1 住宅リフォーム助成について市長 産業部長 (再質問あり)2 旧アルファビゼンの事業について市長 市長公室長 (再質問あり)3 日生市民会館改修工事について市長 教育部長 (再質問あり)4 新型コロナウイルス感染症について市長5 市で保有しているウッドチッパー、草刈り機の利用状況は産業部長51番 藪内 靖1 公共交通について市長 市民生活部長 保健福祉部長 (再質問あり)2 日生市民会館日生西公民館について教育部長3 社会情勢不安による様々な影響について市長4 体育施設について教育部長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、2件御報告いたします。 まず、去る2月21日、青山孝樹議員より会派の異動に伴い、議会運営委員会を辞退したい旨の申出があり、委員会条例第14条の規定により、同日付でこれを許可いたしております。 なお、後任の議会運営委員につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、2月22日付で議長において立川茂議員を指名いたしておりますので、委員会条例第8条第5項の規定により報告いたします。 次に、備前市監査委員から地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました令和3年度令和4年1月分の例月現金出納検査報告書の写しを事務局で保管しておりますので、御覧願います。 以上で報告を終わります。 これより議事日程に入ります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、選挙第1号東備消防組合議会議員の補欠選挙についてを議題といたします。 この選挙は、東備消防組合規約第5条第3項の規定により、現在1名の欠員となっております同組合議会議員の補欠選挙を行うものであります。 お諮りいたします。 選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定に基づく指名推選によりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 続いて、お諮りいたします。 指名の方法は議長において指名することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、指名の方法は議長において指名することに決しました。 それでは、東備消防組合議会議員に山本成議員を指名いたします。 ただいま指名いたしました山本議員を当選人と定めることにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました山本議員が、東備消防組合議会議員に当選されました。 ただいま当選された山本議員に、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程2、一般質問を行います。 13名の方からの通告を受けております。 重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、備前市議会基本条例の施行に伴う留意事項を申し上げます。 議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は、議長の許可を得てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、森本議員の一般質問を願います。 5番森本議員。     〔5番 森本洋子君 登壇〕 ◆5番(森本洋子君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 大きな1点目、令和4年度施政方針より。 令和4年度施政方針からお聞きいたしたいと思います。 まずは1点目、魅力ある農林水産業の推進の中の人・農地プランについて。 人・農地プランとは、地域の農業者の皆さんがその地域の今後の農業を中心的に担ってくれる農業者を見つけ、それ以外の農業者と地域農業の在り方を話合いにより決め計画を立てていくという事業です。備前市のホームページには、実質化された人・農地プランや工程表が公表されております。耕作者が少なくなり、農地を維持していくことが厳しく、農地を引き受けてくれる若年層の農業者が不足しているということが、各地区共通した課題であり、それは日本が直面している問題でもあります。耕作をやめたとしても雑草は生えてきます。そのまま放置される農地もあれば、除草作業のみを行っている農地もあります。また、シルバー人材センターに除草作業を依頼されている方もあり、その費用が負担であるとのお話もお聞きしております。農地を健全な状態で維持していくことは、お金も体力も要ります。太陽光発電の設置に踏み切られる方も多いのも理解できます。農地の保全か農地の活用か、備前市としての方針も求められると考えます。 そこで1点目、令和4年度の取組をお尋ねいたします。 2点目、これまでの取りまとめから、行政としてなすべきことは何か教えていただきたいと思います。 2点目、備前焼振興についてお尋ねいたします。 年4回の備前焼フェアの開催や備前焼作家の活動支援を行っていく、国内外の公館等に備前焼を紹介するなど、日本遺産、伝統工芸品としての備前焼の魅力を発信する基盤づくりを行っていくと市長は施政方針で述べられております。過去に伊万里市に行政視察に行かせていただいており、行政が主導して積極的に備前焼振興に関わっていくことを望んでおりましたので、大いに期待しております。さきの議会でも議論となりましたが、陶友会とはこれまでどおり連携をしっかりと取っていただきたいと思います。コロナ禍で従来の備前焼まつりの開催も見送られている中、備前焼関係者の方々が経済的に厳しい状況もお聞きしています。その中でも、小学校に出向き、児童と一緒に備前焼の作品づくりに取り組むなど、地道な活動を行ってくださっている方もおられます。全ての備前焼の関係者の方が希望が持てるような取組をお願いしたいと思います。市長は、基盤づくりを行っていくとのことですが、具体的にお聞かせいただけたらと思います。 3点目、岡山デスティネーションキャンペーンについて。 前回2019年に行われた実績の一覧を拝見いたしました。主な観光施設等の利用者数、前年比で総社市の鬼ノ城が136.9%と一番高く、備前市の閑谷学校は前年比107.1%でした。また、備前市は備前焼の里探訪バスとしてイベントを実施しております。参加人数は146人と報告されております。今回、市長も早くから岡山デスティネーションキャンペーンに照準を合わせておられるとお見受けいたしました。今回はどのようなイベントを考えておられるのか教えていただきたいと思います。 大きな2点目、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種についてです。 1点目、3回目のワクチン接種についてお聞きしたいと思います。 1回目、2回目の接種と違い、3回目の接種が進んでいない現状が見られます。要因として、オミクロン株が軽症とのイメージが先行しているとも言われております。しかし、それはある程度若い方で2回接種をされている方に限定されていて、2回目の接種から間隔が空いている高齢者の方は、一定の割合で重症化しているため、高齢者の3回目の接種の重要性を言われております。備前市として、接種率の向上のため何か取組をされているのかお聞かせください。 2点目、5歳から11歳の小児の新型コロナワクチン接種についてお尋ねいたします。 小児用ファイザー社ワクチンの接種の開始が3月以降ということで、接種時期が迫ってきています。報道を見ていますと、すぐには接種せずに様子を見てから接種をするかどうか決めると言われ、不安を感じていられる保護者が多くいらっしゃいました。また、医師の負担も増加するため、6歳未満の小児に接種が行われる場合には、接種費用に660円を加算することができるとお聞きしております。医師会の見解も気になるところではあります。そこで、何点かお尋ねいたします。 1点目、小児用と12歳以上とは同じファイザー社ワクチンでも取扱いが異なることから、混同しないような接種体制が求められていると思います。どのような体制で取り組むのか、具合的にお知らせください。 2点目、5歳から11歳という年齢も配慮して、小児科医を中心の個別接種を考えておられるのでしょうか。 3点目、12歳から15歳は看護師でも接種が可能でありましたが、5歳から11歳でも可能であるのか、それとも医師が行わないといけないのか、お聞かせください。 4点目、厚生労働省は5歳から11歳のお子様と保護者の方へ新型コロナワクチン接種についてのお知らせのリーフレットを作成しています。ワクチン接種を受けるかどうかはお子様とよく相談することとなっております。このリーフレットは、接種券の発送時に同封されるのか、既にホームページに今回の接種の流れやリーフレットを掲載されている自治体もあります。どうでしょうか。 5点目、今回の接種に関して、児童に対して教育現場では何か取組をされるのかどうか、これは教育長にお尋ねいたしたいと思います。 大きな3点目、高齢者支援について。 1点目、敬老会についてお尋ねいたします。 これまでの当初予算の参考資料には、敬老事業補助金に対して、住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、高齢者が地域で触れ合いを深めることのできる行事に対して各地区に補助金を交付するとあります。しかし、コロナ禍で大きく変わり、敬老会の行事がなかなか開催できない状況です。そこで、令和3年度の各地区の敬老会の取組状況を教えていただきたいと思います。 あわせて、1人当たりどのくらいの補助金の交付となっているのかお尋ねいたします。 また、コロナ禍で行事ができない場合、記念品を配付している地区もあるとお聞きしています。中には、商品券は使用できないのかというお声もお聞きしました。過去にある地区が商品券を配付されていましたが、交付の趣旨と違うということで配付は禁止であると認識しておりますが、市としての見解をお聞かせください。 2点目、バス待合所についてお尋ねいたします。 片上郵便局前のバス待合所が再度利用できるようになり、バス利用者の方から、助かっているとの多くの声を聞いております。一方、バスの時間や接続についての多くの苦情もお聞きしております。しかしながら、全ての方の要望にお応えしていくには、とても難しいと言わざるを得ません。苦情や要望をまとめて考えてみますと、片上での乗換え時にバスを待つ時間が長くなるというのが共通していました。高齢者の方にとっては、暑さ寒さやトイレが一番の問題です。待ち時間が長ければ長いほど早く帰りたいとの思いが強くなり、バスの接続時間が気になります。そこで提案です。いっそのこと、この待ち時間を有効に活用し、高齢者の居場所づくり、サロンを兼ねたようなバス待合所は考えられないでしょうか。エアコン、トイレの設置、病院が終わってからとなりますとお昼を挟むことになりますので、自分たちで購入した食品を食べることができるようなフードコーナーの設置も必要かと思います。待ち時間を交流の場と考えられないかという提案です。見解をお聞かせください。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、森本議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、人・農地プランについてでありますが、令和4年度は中心経営体になり得る対象者がおられる吉永神根地区と伊里地区を優先的に取り組みたいと考えております。 2点目、これまでの取りまとめから、行政としてなすべきことは何かという御質問でございますが、既に取り組んだ地区もそうでありましたが、今後取り組んでいく地区においても、議員御指摘のとおり、担い手不足のほか、有害鳥獣被害による耕作放棄地の増加が課題となっています。したがって、市としまして市内外から担い手の受入れを進めていきます。また、有害鳥獣対策としましては、引き続き駆除班に対して協力を要請しながら、一方で防護柵設置に対する補助を行ってまいります。 なお、農地での太陽光発電についてでありますが、備前農業振興地域整備計画に農用地として指定されている農地につきましては、また基本的に住宅に近接する場合や周辺環境に特に影響を与える場合などは、規制をしていかなければならないと考えておりますので、所有者及び地域住民の意向や農業環境を考慮しながら、農地の維持と再生可能エネルギーの推進、規制の両立を考えてまいります。 2点目、備前焼振興についてでありますが、これまで備前焼は国内を中心に魅力化や販売を展開しておりますが、伝統工芸品や美術品、日本遺産としての価値をさらに加えることで、インバウンド対策につながるものと考えております。本年度、元マレーシア大使とお会いする機会があり、海外展開についての御助言をいただいたところ、独立行政法人国際交流基金の担当者様を御紹介いただき、海外での展示会開催の状況やフランス・パリで備前焼の展示実績のある美術館の情報をいただいたところであります。 また、一般財団法人自治体国際化協会パリ事務所より、来年度パリ日本文化会館において日本の伝統文化を発信する企画展の出展情報をいただくなど、備前焼の海外展開の足がかりとすべく、情報収集に努めてきたところでございます。今後ともフランスやアメリカなどの海外展開を視野に入れ、国際交流基金などの関係団体や国外にある日本大使館や国内にある在外公館などに備前焼を紹介し、海外での展示販売ができる情報や交流などを市が先頭に立って発信や収集し、備前焼の海外展開に結びつけられるような基盤や体制づくりを進めていきたいと考えております。 次に、市主導による備前焼振興についてでありますが、令和4年度に開催や実施を予定しております備前焼フェアや松割木支給事業など、これまでにできなかった支援策を市が中心となり事業を行ってまいります。今後も新たに創設された備前焼振興課が作家、窯元の様々な意見や要望に対し、直接聞き取りを行うなど、備前焼作家の支援や備前焼振興に携わってまいりたいと考えております。 3点目、岡山デスティネーションキャンペーンについてでありますが、今回のキャンペーンでは、備前市観光ボランティアガイド協会による伊部の町なか散策や備前焼伝統産業会館でのろくろ体験、旧閑谷学校へのシャトルバス運行、また昨年のプレイベントから運行が開催されました観光列車も引き続き運行が予定されておりますので、列車運行に合わせた旅客船NORINAHALLE諸島クルーズなどを企画してまいります。また、民間団体が主体となり、地元特産品や店舗など地域の情報を集約したクーポンつき冊子を発行し、旅前、旅後の行程で楽しめる店舗のおもてなしや季節ごとの行事などを紹介することで、キャンペーン期間後のリピート観光につなげてまいりたいと考えております。そのほか、瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期が同時期に開催されますので、伊部駅前での備前焼フェア備前焼ミュージアムの企画展などをPRし、観光誘致につなげてまいりたいと考えております。 2番1点目、3回目のワクチン接種についてでありますが、現在約2万7,000人の対象者に対し、約1万1,000人の予約、これは2月24日現在でございますが、受けており、昨年の高齢者接種の目標期日である7月末までに2回目の接種を完了された高齢者の方の接種券は既に発送済みであります。1、2回目と比べると予約のスピードは緩やかではありますが、順調に3回目の接種が進んでおります。接種率向上のため、接種しやすい体制整備を行うとともに、ホームページやSNSを活用して、早めの3回目接種をお願いしているところでございます。 2点目、5歳から11歳の小児の新型コロナワクチン接種についてでありますが、小児用と12歳以上のワクチンの取扱いにつきましては、間違い接種が発生しないよう、小児接種のみの曜日を設定する、あるいは小児接種の時間を決めるなど、接種医療機関の状況に合わせて体制整備を進めており、接種体制といたしましては、小児科医を中心に個別での接種を予定をしております。また、12歳以上の接種と同様に、医師の指示による看護師の接種につきましては、可能となっております。厚生労働省が作成したリーフレットにつきましては、接種券発送時には必ず同封するとともに、議員御指摘のホームページにも掲載し、さらに「広報びぜん」3月号でもお知らせをしているところであります。 3番1点目、敬老会についてでありますが、この事業の内容につきましては、御質問のとおり、従来であれば高齢者が近隣住民との触れ合いのために参加する町内会等が実施する敬老会などの行事に要する経費の補助となっております。しかしながら、コロナ禍により、1か所に集まっての行事が難しいことから、令和2年度と3年度につきましては、行事を行わなくても記念品等を配るなどの各地区での取組を特例として補助対象といたしました。事業実施については、ほとんどが記念品等の配付をされていますが、町内の小学生がメッセージを書いて記念品等に添付して配付された地区があるなど、町内ごとに工夫されていたと思っております。 令和3年度の実績につきましては、実施地区が90か所、対象となる75歳以上の方は7,649人で、1人当たりの単価は2,050円となっております。 また、商品券の配付でありますが、過去の事業実施に当たっては、金券等の配付もあったと承知しておりますが、市の監査の中でも補助金の対象にするには適切でないとの意見を受けたことから、今年度については補助対象とはしておりません。また、ふれあい事業として各町内会が実施する行事については、市の補助に加え、町内会から経費を上乗せして実施している地区もあると聞いております。町内会経費で購入した金券などを配ることについては、市としては禁止をしているというものではございません。 2点目、バス待合所についてでありますが、市営バスの待ち時間を快適に過ごしていただくことは、利用促進に当たり大事なことであると認識をしております。バス待合所の設備充実とお弁当を食べることのできるスペースづくりについてでありますが、片上のバス待合所では、朝と夜の鍵の開け閉め以外は管理者は不在の状況となっております。ごみの持ち帰りや清潔の保持、コロナ対策としてバス待合所で密となることを避けていただきたいこと、コスト等の課題もございます。市内にある他のバス待合所の待合環境の改善も含め検討をしてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から森本議員に対する御質問にお答えいたします。 2番2点目、5歳から11歳の小児のワクチン接種に関しまして教育現場での取組についてでございますが、各校園に対して、議員の御提案にもありました厚生労働省作成情報提供資材を保護者が訪れやすい場所に設置するよう文書にて指示もしておるところでございます。教育委員会といたしましても、引き続き保護者に対し必要な情報を、個々の意向が尊重されず同調圧力を生みがちであるようなことから、人権教育にも配慮しながら適切かつ丁寧に提供してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、1点目の人・農地プランなんですけど、これ市長も施政方針の中でSDGsのことを述べられていまして、持続可能な目標ということで、これ農業政策はとても大切なことだというふうには考えております。それで、人・農地プランが国のほうから出てから、昨年12月にどうも見直しをされているようでして、やはり机上の上だけで行っていたのではなかなか進まないということで国も見直したのではないかなというふうに捉えております。 人・農地プランの改正というか見直しのところにおいては、地図を作成しなさいということが何か限定されているようになっているんですけれども、備前市のほうはこれ今まで何地区か取り組んでいるんですけれども、これ地図のほうは、ごめんなさい、勉強不足なんですけど、地図のほうは作成をされているのでしょうか、いないのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) すみません。先ほど、もう少し、聞き取れなかったので、もう一度お願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 再度お願いします。 ◆5番(森本洋子君) 見直しの、対応する見直し方向では、目標地図を、10年後目指すべき農地の効率的な総合的な利用の姿を明確化する地図ということで、そういう地図を作成していきなさいみたいなことが書かれているんですけど、地図のほうはこれ作成を、今まで取り組んでいるところはされているんですか、されていないんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) ただいまその資料を持っておりませんので、後刻報告させていただきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 今回、農地プランの検討会、参加された方はどのようなメンバーが参加されているのかお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。プランに参画された方はどんな方が参加されていますかという質問です。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 人・農地プランとして参画されている方につきましては、地域の農業ということで農業関係者になります。それと土地の所有者でありましたり地区の方といったようなメンバーになっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 農地に関しては、割となかりなんですけど、土地は所有しているんですけれども、市外の在住の方も何枚か土地としてはあると思うんです。そういう方にはどういう対応をされているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 議員おっしゃるとおり、市外の方でなかなか連絡の取れない方とか、そういった問題はあろうかと思います。そういった場合には、農業委員会の方ですとか地区の代表の方ですとか、そういったところからのつながりでお知らせしてお話しさせていただくことになろうかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) そしたら、実質化で何地区かもう取りまとめをされているとは思うんですけれども、その結果については市外にお住まいの方にもお知らせ等はこれまでされているんでしょうか、されていないんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) その点につきましても、後刻報告させていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 何地区かされているのをホームページから引っ張り出してきてずっと読ませていただいてはいるんですけれども、先ほど市長の答弁にもあったように、若い方がなかなか農業の、農地の、農作業の継続というか後を見ていく方がいらっしゃらないということがどの地区も共通の課題だというふうに考えております。市外からそういう農業耕作者を引っ張ってくるという話もあったんですけど、実際具体的にどういう形で、地域おこし協力隊の方を養成するとか新規農業者の方を募集するとか、具体的にはどういうことをお考えなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 地域におきましては、なかなか担い手不足ということで、若者もなかなか少ない状況であります。そういった中では、一つの例としましては、地域おこし協力隊で農業関係で入ってきていただいた方が3年経過して、3年後にその地域に残って中心的な経営体としての活躍していただくというようなのが一つの方法としてはあると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 地域おこし協力隊の方に入っていただいても、利用権の設定ということで多分購入してまでやるっていうことはなかなか厳しいかと思うんです。利用権の設定で貸していただいてするということになると思うんですけど。でも、地域おこし協力隊の方とか入ってきていただいた方がずっとその後備前市に最後までいてくだされば問題はないと思うんですけど、いやいや、途中で帰りますというような事態になったとき、その後やっぱり農地を、利用権を設定して任せた方は、やはりもうこれで落ち着いたというふうに考えられて、結局やっぱり任せっ放しになるような状況が生まれてくると思うんですけれども。その点、それ以降、まだ考えていませんという答弁になるかもしれないんですけど、そういうところまでは市としては考えておられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 農地の集積協力金というようなことで、中心となる経営体に農地を提供される方につきましてもそういった補助金が出るようなものもあります。そういったものを活用して、中心経営体となった方がなるべく大規模で継続して農業ができるよう、いろんな方面から支援してまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 先ほど市長のほうからも太陽光発電のことに関しては、よくよく農地もしっかり守っていくという御答弁がありました。ただ、農業をされている方というか農業をしている者としては、結局農地はまとまっているほうが管理がしやすいので、てんでんばらばらでしたら水の管理が大変難しいので、農業をされる方は結構飛び地とか嫌います。その中で、まとまっている農地の中で、やはりそこにぽつんと太陽光発電があったり、そういう場合になってきたら、やはり管理がしにくいので、地域おこし協力隊とかよそから来られた方は特にやはりきっと大きな区画整理された農地を希望だと思うんですけれども、なかなかそういう農地は備前市少ないと思うんです。小さい単位で小さい面積の田んぼが点在しているところがほとんどなので、やはりそこら辺をしていただこうというふうになれば、ある程度管理しやすいまとまった農地を求められると思うんですけれども、そこら辺に関しては太陽光発電はどういう形で、条件さえ合格していれば設置はできるわけなんですけど、ある程度備前市としてここら辺の農地は確保していくとか、そういうことまでは考えておられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 大切な指摘だと思います。市役所の中でも、自然太陽光がどこでもつくれるというような形で、いわゆる農業とのそごが起こったら困りますので、5キロから10キロの太陽光の出力に合わす面積についての規制等についても担当課とこれからも検討していく、してまいっておるところでございます。速やかに備前市の方針を示すことができると思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) それでは次に、備前焼の振興に移らせていただきます。 先ほども申しましたように、伊万里市の取組はもう本当に、伊万里焼が分業なのでそうなんですけど、あのとき伺ったのは、担当課のほうがしっかり回ってお話を聞いているというようなお話を聞きました。これまでもそういう形で、できたら備前市も同じように取り組んでくださいということをお願い、何回かお願いしてきました。今回、備前焼フェアということで市のほうがしっかり主導となってやってくださるということなので、大いに期待をするところではあるんですけれども。前回の議会から以降、陶友会に加盟されていない作家の方と少し、2時間ばかりお話しする機会をいただいてお話を聞かせていただいた中で、また加盟していないこともあるので条件的には厳しい部分もあると。加盟したくてもやはりなかなか、年間料とか加盟の料金が高いのでできないと。だから、市がやっぱり行ってくれたら、私たちも参画しやすいと。できたら、相談にも乗っていただきたいというふうなお言葉も聞いているんですけれども。市としては加盟されていない作家さんにも担当課がしっかりとお話を聞いてくださるような御意向はあるのでしょうか、ないのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) これはデータによって若干違いますけども、日本中で備前焼をやっておられます作家の皆さんが300人強、岡山県下では200人強の皆さん方が備前焼の作家として作陶活動をしておられると聞いております。今現在でありますので、全員が全員陶友会に入会金あるいは年会費を払えるというような状況ではありませんけども、若い情熱を備前焼に生涯を通して頑張ろうという人、特に備前市に在住の方については、これは備前市がいろんな催物、フェアを通じてPRするとともに、早く備前焼の愛好者とのコネクションをつくられて、窯出し等においては御案内できる新しいお客さんを獲得する、そして新しい作品を作っていかれる、いろんな意味において今過渡期ではないだろうかと思っております。ですから、備前市がそこに応援をする必要性が出てきておるわけであります。陶友会と備前市との過去の関係も大事にしながら、備前焼をもって作家活動をしておる方、できるだけ多くの方を、在住の方については御相談に乗り、御支援をする必要がある、またそういう時期に今はあると思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) それでは、よろしくお願いいたします。 次に、デスティネーションキャンペーンなんですけれども、市長から様々な取組をお聞かせいただきました。前回のイベントに参加したバスだけなんですけれども、バスの人数がちょっとあまりにも少なかったので、これはこれでまたしっかりと取り組んでいただいて、やったからには皆さんに来ていただけるような取組をお願いしたいと思います。 これ前回の部分なんですけど、検証されて、これ反省点とかは何かあって今回このような取組になったのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 前回も議員おっしゃりますように、旧閑谷学校へのシャトルバス等を運行しておりましたが、思った程度の実績が上がらなかったということもあります。ただ、前回に対してどうであったかというよりも、今回のデスティネーションキャンペーンにつきましては、瀬戸内国際芸術祭と期間が重なるということで、大きなイベントが2つ続いてあるというようなこともありますので、そういったことに注目して、夏の期間に集中的にこういったイベント等を行っていくという形で企画させていただいております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 分かりました。 次に、ワクチン接種に移らせていただきます。 予約のほうが進んでいるので、目標に7月末までに行くというふうなお言葉を聞いて安心しております。ただ、5歳から11歳のワクチン接種に関してなんですけれども、地元のほうでお話を聞く中で、結構やっぱり不安だから周りの方が打ってから、その方の御意見を聞いてから打とうかという方が割とおられるんです。テレビの報道でも連日されているので、大変不安な保護者の方が多いというふうに、備前市も多いというふうにお見受けしております。いろいろ様々、小児科医の先生とかということでお話もお聞きしたので、その点をしっかりと保護者の方に伝えていただきたいなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) ありがとうございます。今回、議員のほうから御指摘いただきまして、厚労省のパンフレットのほうは早速ホームページのほうにも掲載させていただいております。また、市長がお答えしたとおり、パンフレットは必ず接種券のほうへ同封して送らせていただこうかと思っておりますし、コールセンターも夜7時まで開けて対応するような形を取っておりまして、親切丁寧な対応ができて接種が進んでいくように、御不安を取り除けるように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 市としては、これどれぐらいの人数、対象者でどれぐらいの人数の方が受けていただければいいというふうな、ある程度目標値なんかは設定されているんでしょうか、されていないんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 目標値は限りなく高いほうがよろしいかとは思いますけれども、なかなか数字的に幾らというのはここで申し上げることはできません。ただ、国のほうからのワクチン供給の数もございます。現状申し上げますと、国のほうから小児用のワクチンの供給につきましては、3月につきましては、まず今現在では150人分供給を受けております。今月中に追加で250人分、これ2回接種ですから倍ということですけれども、それだけの供給を受けております。ですから、順次供給が入ってまいりますので、予約枠のほうもそれに応じて予約枠のほうを準備していきたいなと思っております。ですから、最終的には12歳から15歳の方が接種を受けられたのが約半数強ぐらいだったと記憶しておるんですけれども、その程度に近づければいいのかなというふうには思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 備前市内では、学校でクラスターも発生したこともあったので、できる限り多くの方には受けていただきたいなというふうに私自身は思うんですけど、やはり保護者の方も自分が受けて副反応で大変つらい思いをしたので子供が受けるのはどうかなというやっぱり不安の声のほうが大きいですので、やはり丁寧にしていただけるということで安心はしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 これ先ほど市長のほうから小児の接種のときは曜日設定や時間設定を行っていくというお話もあったんですけど、これも具体的には決まっていて、小児科医の先生なんかはもう了解、医師会の了解は取れているというふうに受け止めといてよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) やはり議員御指摘のとおり、ワクチンの種類が全く違います。バイアルにつきましては、キャップの色が違うんで分かりやすいんですけれども、12歳以上と、それからそれ未満のお子様はファイザー社製のワクチンにつきましては希釈をします。希釈の割合も違いますので、間違いがやはり起こりやすいということで、必ず時間を分ける、それから曜日を分けるという形で準備を今しておりますので、確実に間違いが発生しない体制づくりというものをお願いしているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) あと先ほども言いましたように、6歳未満だから結局5歳児には660円の加算というのが国のほうで出ています。全国によっては、あと6歳、11歳のほうにも加算をしてほしいという要望があるというお話もお聞きしたんですけど、その点、和気医師会のほうから何か出ているのか、それとももうこれ、ごめんなさい、情報があれなんですけども、厚労省のほうから別にその年齢対象のことも加算いいですよというような情報もあるんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 加算については、取りあえず議員が御指摘の点についての加算というものは聞いておりますが、それ以外についてはまだ情報はございません。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) ありがとうございます。事故のないような接種をお願いしたいというふうに思います。お世話になります。 それでは次に、高齢者支援についてなんですけれども、敬老会について、多分町内会の方、それぞれの自治会の方も大変苦労されていろんなことを考えて敬老会の行事をどうしようかというふうに今まで考えておられたのが、コロナ禍でなかなか開催ができないということで、品物を渡すにしてもどういうものを渡せばいいのかというような結構皆さん苦慮されているというふうなお話もお聞きしております。それでまた、施設に入っておられる方とか病院におられる方とか、そういう方も対象で上がっている場合は、多分これはもう各町内会によって対応が違うと思うんですけど、そこまで施設であったり病院に入っておられる方まで品物を届けるというところもあれば、いやいや、地元におられる方でとか、そこら辺はもう自治会に任せるしかないのかなというふうに思っているんですけれども。ただ1点、最近よく聞く声は、品物だとなかなか難しいので、商品券というお話もあったんですけど、先ほど市長がおっしゃられたような事情であればこれはもう仕方がないかなというふうに思いますので、何件か御相談を受けた方にはそのようにお返しをしようと思います。 ただ1点、コロナ禍でなかなか敬老会が開催できずに、品物だけ配るっていう状況がどれだけ続くか分からないんですけど、この先、そのときの状況にもよるかとは思うんですけど、市としてはこういう状況が続く中で、何か別に代替案じゃないんですけど、何か検討していくことが必要かなというふうに考えておられるのかどうか、この一点だけお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) ここ2年ほどこういった形で敬老会等の事業を実施せずに、コロナ対策ということで記念品等の配付という形をお願いしているところではございます。ただ、私どもこれが延々と続くというふうには考えておりませんので、コロナが終息して平時に戻るんではないかという形では思っております。ただ、まだ予断は許さない状況ではございます。ただ、令和4年度につきましては、一応コロナが終息して通常どおりできるという前提での予算を考えているところでございまして、何か特別にまたコロナ禍で同じことを継続していただくのかどうかという判断にまでは至っておりませんので、御理解をいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員、先ほどの人・農地プランのお尋ねについての回答と思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。 ほんじゃ、答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 先ほどの人・農地プランの地図の作成についてでございますが、人・農地プランの実質化についてのアンケートの実施から、それを踏まえての地図の作成、地域との話合いというのが基本的なことになっておりますので、作成は行っております。 そしてまた、地域の方へのその後の周知ですとかお知らせにつきましては、地域の方々から連絡を取っていただいたり、また市外の方につきましてもアンケートによって、アンケート調査を行っており、その結果もお示ししております。また、公表としましてはホームページにも載せておりますので、御覧いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) それでは、一番最後のバスの待合所についてなんですけれども、今の片上のバスの待合所をどうにかということではないんですけれども、とにかく皆さんがバスの接続をすごく言われます。その話を聞いていたら、もうとてもじゃないけど皆さんの要望に、個々の要望にお応えはできないんですけど、ただ高齢者の皆様はやはりあの待ち時間というのは大変厳しいものなんだなというふうには、お聞きして改めて感じました。確かに今待合所が使えるようになって、片上のほうも皆さん喜んでおられるんですけど、そこからやはり高齢者の方ですから、バス利用者の方は大抵お独り暮らしなんで、そこから待っておうちに帰って、またバス停から歩いて、それでようやくお昼を食べるというようなことが皆さん結構共通した行動でありました。あそこでもう少し快適に皆さんとお話ができたら、それはそれで待ち時間も苦にはならないでしょうねというようなことも結構お聞きをしております。だから、あの場所でどうにかしてくださいというお話でもないんでしょうけど、例えばですよ、遊技場跡地の土地も駐車場として利用したら、あと残ってます。いろいろな使い方はあるとは思うんですけど、もしバスがあそこで乗換えの中心となるのであれば、高齢者の居場所づくりに、ひとつ拠点づくりに考えるなり、また片上の空き家でも結構ですし、高齢者の方は少しの距離は歩くのはふだんは歩いているから歩くよというのは言ってはくださっているんです。ただ、1時間なりを待っておくというのは、やはり炎天下の中でクーラーもない、夏は暑い、待つ、冬はまた寒い風が吹いている中で待つというのはやはり苦痛だというような御意見もあります。ぜいたくかもしれないですけどって言われるんですけども、やはりその待ち時間を有効活用して高齢者のサロンにしたりしてもいいのではないかというふうに思って1つ提案をさせていただきました。確かにいろんなところでバスの待合所、それこそマルナカの穂浪の海の駅は乗り入れていますからあれなんですけど、あそこも大変待つのは寒いんですというお声も聞くんですけど、あそこはお店のところまで乗り入れているので中で辛抱してくださったらどうですかねというふうにはお話はしているんですけれども。やはり乗換えの、片上のところが一番ちょっと重要なポイントになるのかなと思ったので、市長、ぜひ、何かあそこでということを求めているわけではないんですけど、やはり接続を時間を調整してするよりは私はちょっと皆様の御要望に応えられる事例ではないかなというふうに思います。再度お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 大変市民目線に沿った大変貴重な御意見を伺いました。改めて公共交通の持っておる意義がただ単なるバスの運行だけじゃなしに、高齢者の生活全般にわたって大変重要なアクセスだということを再認識をいたしました。この議会が終わりましたら、何ができるか担当課長ともよく相談をして、議員の皆さん方にもこのような改善、このようなやり方を試行的にしてみたいというようなことも提案できる日がそう遠くないように全力を尽くして頑張ってまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) よろしくお願いいたします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際コロナ感染症対策のため、暫時休憩いたします。     午前10時27分 休憩     午前10時45分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、青山議員の一般質問を願います。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 まずもってこのたびお二人の同僚議員を亡くすことになりました。故橋本議員、星野議員の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族に対してお悔やみを申し上げます。この上は、お二人の遺志を継いで議員として本分を尽くしてまいりたいと思います。このことを申し上げて本論に入ります。 最初に、令和4年度施政方針より2点、市長にお伺いします。 1点目に、行政の推進における事業の継続性と健全な財政運営についてお伺いします。 アルファビゼンを解体撤去し、交流、にぎわいのある広場とする、市民センター内の図書館の改修を行うなどについては、議会での議論、市民へのワークショップや意見交換会、パブリックコメントなどを行い、実施設計までなされてきましたが、新たに計画することにより、今までの時間と経費の無駄をどう考えられるのかお聞かせください。 また、委託料や補助金などの削減に努めることで収支の均衡と財源不足の解消を図るとあります。事業を見直し無駄を省くことには異論はありませんが、削減することの根拠と、もともとは必要経費として各部署から上げられたものであるでしょうし、その削減の穴埋めはどのようになされるつもりですか、お聞かせください。 2点目に、若者をターゲットとした施策についてお伺いします。 人口減対策として、子育て支援日本一を目指し、子育て世代への手厚い支援を行うことは、移住・定住を促す上では魅力的でありますが、子育て以前の若者が備前市に住みたいと、町での暮らしに魅力を感じ、Uターン、Iターンしたいと思えるもっと直接的に若者をターゲットにした施策が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 大きい2番目、ふるさと納税の現状と今後の見通しについて市長にお伺いします。 1点目、この1年間の取組と成果についてお伺いします。 毎年30億円を集め、それを原資に様々な施策を実現されると言われました。今年度の成果はいかほどであったのか、目標は達成できたのか、できなかったのか、できなかったとしたら理由は何なのか、最大限の努力がどのようになされたのか教えてください。 2点目は、今後の年間30億円を集める見込みについて教えてください。 目標を達成できるとしたら、その方法とその根拠は何ですか。いずれにしても、不確実なものに頼らず、できる範囲の計画、予算組みが大切ではないですか。集まってから事業を起こしていくべきではないでしょうか。 大きい3番目、教育行政について教育長にお伺いします。 1点目、教育大綱の旧教育のまち備前と新みんなでつくる教育のまち備前の意義や内容における違いは何でしょうか。前のものを引き継いだものと新しい考えや取組は何でしょうか。 また、国際教育都市備前を目指した英語教育やICT活用による授業改善など、コロナ禍で感染症対策に追われ、働き方改革で限られた時間の中、教育現場の混乱や過度な負担はないでしょうか。 2点目は、運動部活動の地域移行に関する準備についてお伺いします。 文部科学省の発表によりますと、令和5年度より、休日の部活動を地域へ移行する方針のようですが、行政や学校の準備は進んでいるのでしょうか。 また、地域における受皿の整備や方策についての検討はなされているのでしょうか、お聞かせください。 大きい4番目、地域おこし協力隊の活用について市長と担当者にお伺いします。 1点目に、採用目的と期待する役割についてお伺いします。 採用は、市のニーズに合った人材を募集し採用するのか、応募した中から優秀な企画の人物を選んでいるのか、またその際に区長会やまちづくり会議などの要望や意見は考慮されているのか教えてください。 2点目は、効果的な活用のための地域や行政との関わりについてお伺いします。 特に、地域と関係の深い活動をされている協力隊の方ですが、地区民や既存の業者の方などとコミュニケーションがうまく取れず、地域の中でお互いの思いが食い違っていき、疎遠となり、活動がうまく生かされていないとお聞きすることがあります。地域になじめず、協力隊員の力や地域の期待が生かされていないということです。採用して手当を払えば御自由にというのではないと思いますが、地域になじみ、協力連携がどう取られているのか、その後についても行政の見守りと支援などアフターケアが必要ではないでしょうか。現状も踏まえ、お考えをお聞かせください。 以上で私の一般質問を終わります。明快な答弁をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、青山議員の御質問に順次お答えいたします。 1番1点目については、計画の変更から生じる時間や経費のロスは最小限にとどめるべきだと考えております。同時に、施設の建設費と将来の維持管理費を併せたトータルコストを考慮して、複数の選択肢から最善の選択を行うことも重要なことと考えております。 次に、財源不足の穴埋めを財政調整基金の取崩しに頼っていては、経常収支比率が県下ワーストなどの財政課題はいつまでたっても解決できないと判断し、補助金については目的が達成されたものや既得権化しているものを中心に、また委託料については委託内容の精査や委託先との価格交渉が不十分なものを中心に見直しの対象としたものであります。 次に、このたびの基準についてでありますが、過去の契約額などを参考にしながら、また委託先や補助団体などとの交渉を行いながら、対象を洗い出すことで可能な限りの財政改革に取り組んだものであります。 2点目、若者の移住・定住につながる施策を進めていくことは大変重要であると考えております。従来から行っている若年者新築住宅補助金などの各種補助事業を継続するとともに、交流人口の増加を念頭に、三石地区への道の駅整備や吉永地区の大池緑地公園へのキャンプサイト等の整備を検討するための費用などを令和4年度当初予算案に計上しております。 御提案いただきました各種施策につきましてもとても魅力的なものであり、様々な選択肢の中から必要性や費用対効果を踏まえながら今後も検討してまいります。 2番1点目ですが、2月1日時点でふるさと納税寄附額は、約2億6,800万円となり、昨年度の合計額を同時期に約300万円上回っております。この状況で進めば、3月末までには目標額には少し届かないかもしれませんが、引き続き議員の皆様にも御協力をいただきながら達成できるよう努力してくれるものと考えております。 また、最大限の努力についてでありますが、当市は他市と比較して限られた人員で、かつ事務処理を委託することなく行っており、これらの点は努力の成果ではないかと考えております。 具体的な取組として、まず、新たにポータルサイトを追加することで、寄附者への窓口を広げております。2つ目、返礼品の紹介画像や文章など随時更新を行い、魅力の発信に努めております。3つ目は、新規事業者の勧誘や返礼品の発掘や開発のために積極的に協力事業者等への訪問を実施しております。次年度も戦略的にこれらの取組を継続し、5億円の目標に向かって取り組んでいければよいと思います。 2点目、これまでの実績額は結果として受け止めつつ、地域再生計画と照らし合わせながら、内閣府にその対象事業の選定を相談するとともに、情報発信や企業への営業活動を行って寄附を広く募るなど、引き続き挑戦をしてくれるものと思っております。寄附を決定するのは企業の皆様である一方、企業版ふるさと納税は貴重な自主財源確保の手段でありますので、より多くの皆様からの御寄附をいただけるよう目標を高く持ち努力してまいります。議員の皆様にも本市への寄附の勧誘などに積極的に御協力いただければと思っております。 3番、新旧教育大綱の意義や内容についてでありますが、昨年10月末に策定いたしました備前市教育大綱は、従来の教育のまち備前の基本理念を踏襲しながら、新たにみんなでつくる教育のまち備前市、全ては子供たちのためにを基本とし、市民一人一人が教育、すなわち人づくりを担う備前市を目指しますとうたっております。新しい教育大綱の表紙は、市内小・中学生からの応募作品から最優秀賞を獲得した中学生の作品を選んで掲載し、子供たちにも親しみを持ってもらう教育大綱にいたしました。 4番1点目、この事業は人口減少と高齢化が進行する地方において、地域外の人材を誘致し地域を活性化する活動を行いながら、任期終了後も定住、定着を図ることであり、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持強化を図っていく取組であります。協力隊の皆様には、備前市に居住して備前市を好きになっていただき、私たちが気づかない地域資源を見いだして活用する取組や起業、自活に向けたそれぞれの取組により定住、定着していただくことを期待をしております。 市のニーズに合った人材を募集するのか、応募した中から優秀な企画の人物を選ぶのかといった点につきましては、市のニーズとして担当課や地域が希望するミッション型と市が定めた基本的な活動の6つのテーマの中から、自らが地域貢献を企画提案して応募するフリーミッション型の両方を募集しております。 区長会やまちづくり会議など、要望や意見に関しましては、地域や行政が求める活動と地域おこし協力隊の取組がバランスよく効果的に発揮できるよう調整に努めております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) どうぞ。 ◎市長(吉村武司君) 失礼いたしました。 2点目、効果的な活用のため、地域や行政との関わり合いについてでありますが、地域おこし協力隊が地域と協力連携できるよう、行政の見守りと支援は必要であります。例えば、隊員が地域でなじめずトラブルや問題が発生した場合には、担当課と市民協働課で繰り返し地域や隊員と話合いを行い、解決したケースもございます。慣れない地域での活動は隊員にとっても不安や戸惑いもありますので、隊員同士の交流会や相談員による個別相談なども市からの支援として今後とも継続してまいりたいと考えております。 失礼をいたしました。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から青山議員の教育行政に関する御質問にお答えをいたします。 3番の1点目、先ほど市長からの答弁に続きまして、私からは教育大綱の基本理念に関してお答えをいたします。 今回、以前の教育のまち備前を新たにみんなでつくる教育のまち備前市に改めましたのは、主として次の2つの理由によるものであります。 第1に、以前の教育大綱は、ほぼ全て学校教育について述べられております。狭義の教育が中心になっていたので、これを広義の教育、すなわち社会教育やスポーツ、文化の面なども含めた心身ともに健康な人材育成を目指すトータルな内容にするべきだと考えました。 次に、それぞれの教育活動がかなり独立した形で進められている実態を改め、学校園の内と外のつながりや、スポーツや文化の種目別活動に加えて、総合型の大会や発表会なども導入して、さらには各地区ごとに行われています活動をできる限り全市民型に変えることなどを通しまして、全ての教育活動が全市民の参加によって進められていくみんなでつくる教育のまち備前市を目指したいと思ったわけでございます。 具体例といたしまして、図書館について考えてみますと、従来、中央図書館と各分館にほぼ限定され、利用者も一部の市民に限られた傾向がありました。今後の図書館は、書籍や各種資料のみならず、音響、デジタル資料などの多次元の蔵書、学習材などをそろえ、全ての市民が楽しみ、安らぎ、語り合える居場所となる文化、生涯楽習、ここで言います楽しく習うと書きます生涯楽習、地域づくりセンターの役割を備えるものであるべきだと考えます。また、中央図書館、分館を核としながらも、学校図書館も含めて、みんながいつでもどこでも利用できるまちじゅうどこでも図書館として、御近所図書館、おうち文庫、縁側本棚を備えたみんなでつくる図書館の町にしたいと願っております。 なお、教育大綱の理念を実現していく過程においては、議員御指摘のように学校などの各種現場の混乱とか過度の負担にならないよう配慮してまいります。 さらに、今後の教育が目指す重要課題の一つは、英語教育やICT教育を重視した国際教育都市の実現であると言えます。2050年カーボンニュートラル社会に向けた教育人材の育成としては、3つの能力が必須であると言われております。それは、第1番目に英語力、2番目にICT力、3番目は環境力であります。これからの社会を担う全ての人がこの3つの能力の基礎を備える努力をすることが期待されています。 次に2点目、部活動における土日の地域移行についてお答えをいたします。 このことにつきましては、2月にスポーツ庁において第4回目の検討会議が行われたところであります。部活動の地域移行へ向けた制度設計が国レベルで行われるところであります。部活動の地域移行に際し、最大の課題は人材の確保であると捉えております。これは、近隣の市町村間が連携することによる課題解決が必要だとも考えております。その際に、仮に市町村間による制度上のそごが生じていると、円滑な連携が難しくなるということが危惧されます。したがいまして、教育委員会といたしましては、現段階において国による制度設計の進度状況について、情報収集をしっかりしながら、それらを近隣市町と共有することを重視し、具体策の検討を進めてまいりたいと考えております。 続いて、2点目の2項目め、部活動における土日等休日の地域移行の受皿の整備方策でありますが、現在の状況は、学校の地域学校協働本部や各種クラブチームの指導員で指導、支援を行っております。部活動の休日における地域への移行の必要性は、スポーツ振興計画の運動部活動の向上で示しておりますが、現在は地域として受ける側の指導者や部員の安全とその費用についての保障が明らかではありません。今後、具体的な体制や方法、方向性につきましては、これから進んでいくものであり、国の動向を注視しつつ、学校や各種団体とも、今後各研修とか先例事例なども参考の上、成功例や問題点もきっちりと把握して活動の体制や方向性を決定していきたいというふうに考えております。 以上で青山議員への答弁を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、第1点目の行政の推進における事業の継続性、健全な財政運営についてですが、経費のロスは最小限にして、建設費とか将来のことを考えていくというふうに言われたんですが、例に挙げましたアルファビゼンの解体撤去から交流、にぎわいのある広場とするとか、市民センター内の図書館の改修を行うということにつきましては、アルファビゼンにつきましては平成30年度に庁内のプロジェクトチームで検討されて、その後、片上まちづくり会議、あるいはワークショップ、これは片上地区民を対象としたワークショップ、それから高校生へのアンケート調査、それから全市的な全市民を対象としたワークショップ等を市民の声もしっかり聞いていただきながら、基本構想が策定されたと思います。その後にパブリックコメントを行って、実施設計の作成というふうなところまで進んでいたんじゃないかと思うんですが。これに係る令和5年度の供用開始というふうな目標にしておったんですが、約5年間かけて積み上げてきたこと、それからそれに係る基本設計等、実施設計もですけど、多額の費用を要しております。こういったようなものが吉村市長の下にアルファビゼンを減築、あるいは図書館につきましては海の見える図書館ということで新しいところへ新しいものをつくるというふうなことのようなんですが、これは市長が替わられたんで考えが違うから変えるというふうなことなんでしょうか。比較対照してこれをどちらがより効果的かとか、将来において有効かとかというふうなことを考えてやられるつもりなんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 全くそのとおりであります。やはり、対象をAとBを市民の皆さん方、議会の皆さん方に示して、それを選択していただかないと、最初から1つありきで、それだけ突っ走っていくということは、全ての市民の皆さん方がそれでよければいいですけども、例えば市会議員の皆さん方にも全部解体してやったほうがいいという人もおられるでしょうし、いや、減解で今の建物を有効活用したほうがコストがいいだろうという人もおられるわけであります。少なくともこのようなプロジェクトについては、2つの対比をしながら、議員が言われるように費用対効果も見ながら、備前市の片上の中心市街地のそれこそ大事な施策でありますので、そのためにも若干お時間をいただいて、今比較検討、通常この2案が考えられますので、それを抽出しようとしておるところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) おっしゃられていることはそうだと思うんですけど、例えば今回の議案の中に上がっております予算なんかを見ますと、もう実施設計が組み込まれておられる。以前の計画につきましては、様々な方からの意見も聴取しながら進めてこられたことが、僅か数か月でもう実施設計のところまでいくのかと、もう新しいものありきじゃないかというふうな心配もするんですが、その点についてはいかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が市長として市の幹部に聞いておりますのは、既に全ての解体をして、いわゆる1階を造る、A、B、Cについては金銭的なことがもう出ておるわけです。ですから、今回この減築案でいけばどのぐらいの金額が出るか、それを肝腎かなもとのものを比較するために今回お願いしているわけで、それが出て初めて両方の建築費等のコストが出てくる。これを市民を代表する議員の皆さん方に考えていただくということでありますから、これを出さないと比較ができなくなってくるわけであります。そういうことで、議案の内容を御理解いただければいいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) その際に、どういうふうなものをつくるのかということについて、ある程度の案は示されておられます。それを例えば市民の方がどういうふうなそれに対しての思いがあるのかとか、そういった有識者の方も含めてになると思いますけど、そういうふうな検討をしての実施設計という形になるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員がこの4年間でこの議論の推移はよく知っておられると思いますが、解体案は基本的には片上地区公民館と中央公民館を持ってくる、それの構想でありました。それから、私が市長になってから田口議員がこういう考えもどうだというのが、総合福祉会館をこの中に持ってきたらどうだろうと。確かにそれは一考することができますので、担当の者に総合福祉会館としての機能も持ってきたらどうかというところを付け加えております。また、議員と議論をしておりますにぎわいのある少しでも若い者が片上に、いわゆる専門学校として岡山や大阪に出なくてもあるいは下宿等をしなくても、交通費を払わなくても、備前におられる方がこの片上で各種学校で国家試験の勉強ができる、特に看護系の専門学校等は過去にもあったわけでありますから、そういうものも入れていきたい。また、その他の日生のほうの船主のほうからの要望があります船員の養成学校を、日生の船主協会の方はぜひとも養成学校をつくってほしい。この片上という1点のにぎわいではなしに、備前の中でどのような各種学校をつくれば少しでも地元で若い人たちが勉強する、そういうようなにぎわいを考えて、残されたフロアでそれが入るかどうか。語学学校も含めて考えておるところであります。よって、そんなに大きな、ほとんど減築しないということでなしに、建物の構造上、どの辺で減解したら建物の構造上、最もいいかというところも専門家の皆さんから担当課を通じてレクチャーも受けておりますので、今回このような予算をお願いしておるわけでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) またいろんな新しい案が先ほども出てきたようですし、そういうことも含めて、これから実施設計を行うまでに我々議員との議論も必要でしょうし、それから市民等意見を聞くことも必要だと思いますので、それにつながるロードマップですかね、それもしっかり示していただいて、そういう機会を十分取っていただきますようにここでお願いしたいと思います。 次に、委託料や補助金などの削減に努めるということなんですが、これにつきましてはやはりいろいろと事業をやっていく中で必要経費をどう捻出するか、この後にふるさと納税のこともありますが、そういうことも含めて考えていく、これは当然だと思います。ただ、やはりちょっと本日もこの令和4年度の備前市補助金予算措置に対する緊急要望というふうなことで出てまいっておりますけど、商工会議所の補助金につきましては、昨年が1,220万円のものが今年度の予算では270万円、商工会の補助金につきましては1,300万円のものが200万円、観光協会の補助金については1,200万円のものが330万円というふうなあまりに大きい減額、削減になっておるんですけど、先方との意見調整は十分されたんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 昨年の6月、9月、12月議会を通じて市議会議員の皆さん方もこの備前市が経常収支が2期連続県下でワーストワンである。これを何とかならないかという財政改革は皆さん方も異口同音に言うておられるわけです。この財政改革をよくするには、もう一つしかないんです。それは、分母と分子、どのような数字でそれが計算されるか。分母は、もうほとんど固定化されておるわけです。補助金等に当たる分子を少なくしないと、実は経常収支比率、いつまでたっても岡山県でワーストワンが続きます。皆さん方も市の当局も一緒になって、できる限り将来に余裕を持たせた経常収支比率、ワーストワンではなしに、真ん中ぐらいまで、将来の人がまだ余裕のある政策が打てるものにしていかなきゃならないというのが、私は議会と執行部とのこの3回の補正予算議会でお互いに確認し合ったことだと思います。 その分子を少なくするためには、そのようなものを残念ながら協力してもらわなきゃならないわけです。備前市ができることは備前市がしますが、備前市に代わってやってもらうことについては、私は補助金をつけるべきだと思っております。例えば、全国にたくさんの商工会議所や商工会があります。私が前のときの市長のときに大分県の豊後高田市を見学に行きました。そのときの市長さんは、前任が大分県の経済部長さんでありました。退職後、平成の合併で豊後高田市の市長になられたんです。その市長さんのお話、大変感銘を受けました。商売がうまい方が事業を起こしておられる。そういう事業を起こしておられる方が集まっておるその団体に大分県の豊後高田市が代わってしてもらう場合は、市がやる費用をつけてもいいけども、維持管理その他については、多くの会員の皆さん方がこれよかれとしてつくられた団体でありますから、会長はじめ皆さんが協力すべきじゃないかと。偶然、私も3代前の備前商工会議所の会頭として、年間の予算をいろんな角度から事務局の者と対応して、3年間無事に対応してまいりました。 私どもは、あらゆる件について聖域なき財政改革をしていかないと、本当に補助金、委託金が膨れ上がって、もう1%もあるかないかでございますので、その辺は議員におかれましても、備前市の財政を十分考えられて、誰かが切り込んでいかなければいかないということでございますので、新しい感覚で、必要なものについては100%、そしてお願いできる分については極力お願いをしようということで今回の当初予算をつくったわけでございます。御理解を願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ちょっと答弁長いんで、もう少し短縮してお願いしたいと思います。時間の関係で。 思い、それからやることというのは分かるんですけど、あまりにも前との差が大きいということに対して事業の継続が難しいというふうなこういう要望も出ているということも御理解いただきたいと思います。 次に、若者をターゲットとしたというところにつきましては、市長もいろいろと今まで出されてきております、思いは受け止めたいと思います。 次に、大きい2番目のふるさと納税の現状と今後の見通しということなんですが、先ほどの答弁の中で、5億円程度というふうな、当初30億円というふうなことが、かなり目標が低くなったなというふうな思いがあるんですけど、その点についてはいかがなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) これは、議員御承知のように、私が申し上げておりますのは、いわゆる当初予算に上げています5億円は個人版ふるさと納税であります。議員等が大きな声で言われている吉村30億円以上集めと、これは私、企業版のことであります。企業版については、内閣府と相談をして、備前市の政策に沿ったことについての各企業からの企業版ふるさと納税をいただければ法人税等が減額になるということでございますので、議員、少し勘違いをしておられるんじゃないかと。これは5億円というのは個人版のことで予算計上ができるわけであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) それでは、今年というか今年度、見込みになるかもしれませんけど、企業版のふるさと納税というのは幾ら集めることができたんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) これは、内閣府から備前市のまちづくりについて、このような項目であれば企業から寄附ができるということで、詳細はまたデータをお示ししますが、3,000万円少々のお金が今年度、令和3年4月から今日現在、寄附をいただいております。これは、内閣府と備前市で調整をして、そのタイトルに合ったことについてのみ企業版ふるさと納税がもらえるわけでありますから、企業の社長さんが、おい、もうかったからやったろというてもらえるものではありませんので、それは控除の対象になりませんので。あくまでも今全国であります企業版ふるさと納税はそのような各市が行う特定寄附について企業がしていただいた場合にもらえるわけで、個人版のように返礼品をもらう、もらわんは関係なしに備前市を応援してあげようということでできるもんではありませんので、その辺よく議員、勉強されて御質問されたほうがいいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 十分な知識、勉強ではないかもしれませんけど、言われるようなところは私もある程度分かっているつもりです。 その上で、じゃあ今年3,000万円というふうなことなんですけど、こちらのまちづくりの企画を今年は示されたと思うんですけど、今年も示されたと思いますし、それなりに、例えば市長、副市長さんがトップセールスされたとかというふうなこともあるんじゃないかと思うんですけど、その上で来年度、個人は5億円ということですけど、企業版がどのくらい集まる見込みを立てられているのかというふうなことはいかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 同じようなことを申し上げますが、あくまでこれは政府から各自治体がこのような企業版ふるさと納税をしたいという申請をし、内閣府のほうからそれに見合ったものであれば企業版をしてよろしいというところからスタートするわけで、この令和3年度も前市長さんが内閣府と相談されて、このような内容の企業版ふるさと納税を受け入れていただくというものをつくられて、早速市外の企業の方が、私が報告を聞いておりますのは、三千数百万円でございますが、最初に1,000万円さっと寄附をしていただいた。その目的に合わせて寄附をしていただくので、何でもかんでも使うてくださいというような個人版とは全く違いますので、令和4年度になりますと、また内閣府にこのような企業版ふるさと納税を創設したいということが承認されて初めてそれに基づいて企業の方にお願いをしていくということであります。 ○議長(守井秀龍君) 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 分かりました。じゃ、来年度、どのようなものを要望していくかというふうなことの議論も含めて、来年度に期待したいと思います。 次に、ちょっと時間の関係で、教育大綱のことにつきましては教育長さんから具体的に説明いただきました。また、さらに具体的なものが今後出てくると思いますので、方向性は理解できますので、またその折に議論をさせていただきたいと思います。 運動部活動の件なんですが、これには学校の働き方改革を踏まえた部活動改革というふうなことを上げているんですけど、ただ、やっぱり教員の働き方改革だけでいってしまうと、実際に子供たちが置き去りになるんじゃないかなというふうな心配をします。その点について、子供たちがスポーツなり文化活動なりできるような環境づくりということで準備はいかがでしょうかというふうなことをお聞きしたんですけど、もう一度お聞きしますけど、近隣との連携であるとか人材の確保という具体的なものが上がってくると思うんですけど、子供たちの状況についてはどのように考えられていますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 働き方改革というような短絡的な考え方だけで部活の問題というものを考えるのは、私も大変な問題があると思っています。やはり子供たちに聞いても、部活の位置づけというのは非常に大きいんですね。中学校の生徒会のリーダーたちと膝を交えて話合いをしましたけども、彼らの中でも部活をどんどん進めていくようにしたい。教員の中にも部活に対して物すごい熱心な指導者もおられるわけですよ。ただ、ほかの活動、授業その他をしなきゃいけないとかの関連もありますので、その辺の折り合いをつけながら子供たちの部活あるいは生徒会活動、その他がきちんと前進していくような、しかも部活はやはり外部人材をうまく活用しながら両立していく方策をこれからは試行しなきゃいけないと考えていますので、それが両立する方向を今後とも模索したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ぜひお願いしたいと思います。施設の確保の問題もあると思います。それから、先ほど言われましたけど、指導者の中にも子供たちを指導したいというふうな熱心な方もおられます。ということは、やっぱり学校をうまく利用するというふうな施策になればいいがなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 最後に、地域おこし協力隊のことですが、先ほど森本議員もちょっと触れられました。地域に根差していろんな活動が効果的に行われるということを望むわけなんですけど、お試し地域おこし協力隊とか地域おこし協力隊のインターンとかというふうな事前の取組もあります。それから、地域おこし協力隊サポートデスクとか、隊員とかOB、OGとのネットワーク組織、定期的な交流会などというふうなサポートもあるんですが、先ほど来、地域の要望といいますか地域がいろいろ困られている部分について、こう手伝ってほしいとか、こういう人に働いてほしいとかというふうなこともあると思うんですけど、どうも地域の方とのコミュニケーションがうまく取れなくて、もう言わば地域の方の要望が受け入れられにくいんじゃないかというふうなこともあるんですけど、地域の方に対するそういう個別相談とか、そういったようなものの窓口というのはあるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 当然ながら地域の方とも連絡、連携取って、担当課もしくは市民協働課のほうと相談を行っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ぜひ双方のマッチングがうまくいくようにお願いをしたいと思います。大変な、受け入れたらまたそれなりに大変だと思うんですけど、また今後増やしていかれるというふうな予算のほうでも見えますので、ぜひそういう仕組み、しっかり考えていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時42分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、石原議員の一般質問を願います。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。 このたびは、大きな5つの項目につきましてお尋ねをいたしますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 まず大きな1つ目、この定例会に提案されている議案、予算案から幾つかお聞きをします。 去る2月17日付の山陽新聞においても、本市の当初予算案が取り上げられ、多くの市民が読まれていることと思います。しかし、近頃は新聞を読まない若者も増えており、恐らく多くの市民が知らない間にこの議会での審査が行われる状況かと存じます。大変難しい判断となるものもございましょうが、確信を持っての判断材料とすべく、ここでは6つの事業についてお尋ねをいたします。 まず1点目、副市長2人制についてお聞きします。 このたび、4回目の提案に当たり、初日にいただいた細部説明書では、過去のものとほぼ同様の内容でしたが、前述の山陽新聞の記事では、その目的として年間30億円を目標に掲げる企業版ふるさと納税を増やすために、東京、名古屋事務所開設と併せての体制が必要であると、とかく企業版ふるさと納税にほぼ特化した内容となっておりました。ここでいま一度、副市長をもう一人増やすことのできる体制整備の目的を分かりやすく御説明ください。 2点目、土地取得事業特別会計についてお尋ねをいたします。 このたび提案されている土地取得事業特別会計の当初予算の細部説明書では、西片上地区遊技場跡地を、今後予定される交差点改良事業によりさらに不足が見込まれる市民センターの駐車場用地として、伊部地区備前病院前用地を発熱外来及びPCR検査等感染症対策のための用地として、西鶴山地区の畠田用地をJR新駅建設に伴う周辺整備用地として合わせて3か所の土地を購入するための費用を歳出するとされています。遊技場跡地は4回目、備前病院前用地は2回目の提案でもあります。私は、これまで行政が土地を取得する場合には、その目的を明確にすべきであり、提案時点で可能な限り取得後の姿を示すべきとの考えを申し上げてまいりました。そこで示される目的、効果、費用等を吟味し、その必要性を審査することが我々議員の役割であると考えております。 ちなみに土地取得事業特別会計での土地取得としての最近の事例では、令和2年11月議会に提案された旧アルファビゼン活用事業に係る駐車場用地を用地取得事業費2,300万円で先行取得する提案がございました。この際の取得目的は明確でもあり、その必要性を議会でも共有され、全会一致で可決されたのを覚えております。 このたびの提案における先ほどの3か所それぞれの用地取得の目的を改めて御説明いただきたいと思います。 3点目、図書館新設検討事業についてお尋ねをいたします。 市長は昨年4月の市長選挙において、海の見える図書館整備を公約に掲げておられました。就任後、その整備についてはプロジェクト推進課を中心に検討が続けられてきたものと認識しております。では、果たして海の見える図書館とはどこにできるのか、どんな図書館ができるのだろうかなどと関心を持っておりましたが、今定例会にその検討事業として、基本構想の策定及び実施設計を行うための費用1億150万円が計上されています。ここでは、実施設計に至るその検討作業の流れについてお聞かせください。 4点目、備前焼ミュージアム新築等設計業務委託料についてお尋ねします。 今定例会にその費用6,000万円が計上されておりますが、先月の総務産業委員会でも今定例会に提案する旨の報告があり、その新築場所は現在の施設東の隣接地とされました。また、頂いたトップ会談の資料では、建物の規模や文化施設を統合するなどの構想を検討し、実施設計を行うとその事業内容としての説明がありました。改めて構想の検討から実施設計に至る流れについてお聞かせください。 5点目、旧アルファビゼン跡地活用事業についてお尋ねいたします。 同じく先ほどのトップ会談資料では、その事業内容として減築した建物を利用して新たな建築物を建設した場合の実施設計を行うこととされ、その委託料として3,160万円が計上されています。 さきの11月議会に旧アルファビゼンを減築した場合、どれほどの費用がかかるのか細やかに積算し、これまでの方針であった全改修した場合とどちらが有利なのか比較検討するため、減築解体、改修の基本設計、減築解体の実施設計委託料合わせて2,990万円が計上され、異論も出された中、可決され、私も後世に悔いを残さない徹底した比較検討との思いで賛同をいたしました。その後、比較検討作業が粛々と進められているものと感じておりますが、ここではその減築した後の整備に係る最終段階の設計となるであろう実施設計の費用が計上されています。では、一体全解体とスケールダウンする減築解体との比較検討はどうなっているのだろうかとの思いに駆られましたので確認をさせていただきます。 旧アルファビゼンの解体手法の比較検討作業について、進捗状況も含め御説明ください。 6点目、オリックス・バファローズ観戦応援事業1,115万3,000円についてお尋ねします。 昨年、本市出身の山本由伸選手のシーズン、またオリンピックを通じての大活躍に、また備前市ほどのこの規模の町から同時期に頓宮裕真選手、福島章太選手と3選手がプロ野球選手として同時に存在することの奇跡的な出来事にとても感慨深いものがございます。 中でもオリックス・バファローズに所属する山本、頓宮両選手は備前市の特別観光大使にも就任され、本市のPRにも大いに貢献いただいているところであります。ちょうど約1年前の昨年3月10日の大使委嘱式では、その式後のメディアのインタビューで備前市のよいところはどこですかとの質問に、備前市は田舎ですが愛のある温かい人が多い町ですと堂々と答えておられたのが強く印象に残っています。お二人の備前への深い愛情を感じたところです。 そして、今定例会にその事業内容として、シーズン中の1試合をスポンサー締結し、協賛試合を開催する。市内の少年野球チームによる観戦ツアーを企画し、両選手との交流、球場内での記念イベントを実施するとともに、備前市PRブースを出展する事業の費用が計上されています。私は、コンサル等へ委託するタイプの備前市のPRに関する事業などよりも、市民、特に子供たちも実際に参加し楽しめる機会となり得るこのような事業のほうがよほど費用対効果は高いものと考えています。このたびの提案で予定されているイベントの内容を詳しくお聞かせください。 続いて、大きな2つ目、ふるさと納税についてお尋ねします。 令和4年度のふるさと納税寄附金の歳入の見込みとして、先ほどもやり取りがございましたが、個人版が5億円、企業版が1,220万円計上されています。ここでは、企業版についてお尋ねをします。 これまでの執行部等の説明から、企業版ふるさと納税はただやみくもに御寄附をお願いするのではなく、地方自治体が地方版総合戦略を基に地域再生計画を作成し、国からの認定を受けた計画に基づいた事業に対して御寄附をいただけるものと認識しております。私の認識の誤りがあれば御指摘いただければと存じますが、本市のホームページに掲載されている広報ページから読めば、大きく6つの分野、1、誰もがいつまでも成長し続け、輝ける町を目指す事業(教育、文化)、2、地域で支え合う持続可能な町を目指す事業(交流、コミュニティー)、3、誰もがいつまでも安心して暮らせる町を目指す事業(健康、福祉)、4、地域の活力を生む産業を振興させる町を目指す事業(産業経済、都市計画)、5、安全で快適な生活が送れる町を目指す事業(安全、生活基盤)、6、環境を大切にして未来につなぐ町を目指す事業(生活環境)とそれぞれのプロジェクトが設定されているようです。しかし、年間30億円集めるのであれば、このような大まかな設定ではなく、具体個別のプロジェクトを設定しての取組が求められるのではないでしょうか。そのような観点から2点、お尋ねいたします。 1点目、企業版ふるさと納税年間30億円という目標達成に向け、寄附金を募る具体的な事業は選定されているのかお聞かせください。 2点目、令和4年度は寄附金確保に向け具体的にどのように取り組まれるのかお教えください。 大きな3つ目、公共交通についてお尋ねいたします。 令和6年度までの備前市地域公共交通網形成計画では、その基本理念として、市民生活とまちづくりを支える公共交通の形成とのキーワードが掲げられています。理念ですので大まかな表現ではありますが、人口減少、高齢化が進むことが予想される中、ますます市民のニーズの把握とサービス提供の在り方をどのように結びつけていくのか、とてつもなく大きなテーマであると感じています。しかし、特に高齢者が生活や命を維持していくための移動を支える分野ですので、大変ではありましょうが、経費節減と利便性向上という相反する2大テーマが立ちはだかる公共交通の持続可能な形成になお一層取り組んでいただきたいと願っております。 公共交通の課題を考えるとき、次の2つの現象が大きく変化をもたらしたとある論評を目にしました。そこでは、1つ目は核家族化の進行、2つ目は仕入れを集中化し、より安価な商品調達が可能となったチェーンストア化の進展が、一昔前とは大きく変化した公共交通のニーズを生み出したとされていました。長寿命化が劇的に進展した分、医療を必要とする高齢者が急増した背景はあるものの、確かにかつては一家に一台の車しかなくとも、親の通院などの場面では家族、親族などがその移動を支え、買物については、かつて夕方になると近所の商店に買物かごを片手に主に女性が出かけていたのが日常の風景でしたが、少子化に加え核家族化が進行し、身近に頼れる家族がおられない家庭が増えたことと、チェーンストア化により地域にあった商店が次々と閉まったことで、かつてはさほど問題とされなかった公共交通問題が今御高齢の方の最重要課題となっているとの指摘でした。 また、将来をふと思い描きますと、恐らく私たち世代が後期高齢者となる頃には、買物はネットショッピングが、移動に関しては自動運転機能などが、医療に関してもオンラインでの診療などがより進化し、現在の公共交通に関する課題が新しい違う形で少しは解消に向かっているのかもしれません。それまでの間の過渡期の今でもあろうと感じています。 そのような時代背景の考察を抱きつつ3点、お尋ねいたします。 1点目、先ほどもありましたトップ会談資料(概要)の中で、新規路線の実証実験を行い、公共交通空白地の解消に努めるとありましたが、どのような路線を計画されているのかお聞かせください。 2点目、実証運行されているお医者バスの利用はどのような状況で、どのように評価をされ、今後についてどのようにお考えかお聞かせください。 3点目、当初予算に計上されている生活交通利用補助金事業について、その内容を御説明ください。 続いて、大きな4つ目、財政についてお尋ねします。 財政の硬直化を示す経常収支比率が令和2年度で97.6%と県内でも最下位とされ、備前市の財政事情の厳しさは広く市民にも浸透し、この町の未来にネガティブな意識が広がっていると感じます。他方で、借金返済のためのお金が通常見込まれる収入に占める割合を示す実質公債費比率は10.7%と、県内15市の中でワースト4位、将来の財政の圧迫度を示す将来負担比率は平成30年度以降算出されておらず、改めて財政健全化を示す指標を他市と比較し評価するのは難しいものであると実感をいたします。しかし、とにもかくにも主に新聞報道等で取り上げられる経常収支比率の県内ワースト脱出を目指していただきたいとまずはお願いします。 そのような思いを持って3点、お尋ねします。 まず1点目、令和4年度の一般会計当初予算では、その財源としてまちづくり応援基金から10億円余りを繰り入れ、様々な事業の検討や設計業務の委託料に充当されているようですが、この予算が可決をされ、事業化に向け本格的に動き出した場合、どの程度の費用を見込まれ、それら事業の財源をどのようにお考えかお聞かせください。 ここでは、資料にあった充当事業のうち、ハード整備事業についてピックアップをしてみました。西片上、畠田用地、図書館、高等教育機関、JR新駅、JR伊里駅、伝統産業会館及び伊部駅、道の駅、備前焼ミュージアムについてお尋ねをいたします。 2点目、先ほど上げた事業も含め充当事業に係る全ての予算が可決された場合、引き続き積み立てられている残るまちづくり応援基金のその使途、使い道の内訳はどのような状況となっているのか、御説明いただきたいと思います。 3点目、施政方針の中の健全な財政運営の項では、編成過程において事業の緊急性や優先度について評価と選別を行うとありますが、事業の緊急性や優先度の評価と選別作業はどのように行われたのでしょうか、お聞かせください。 最後に大きな5つ目、移住・定住施策についてお尋ねをいたします。 吉村市長1期目から始まり、その後変遷を経て現在も様々な移住・定住施策が展開されています。例えば、住宅関連では、若年者新築住宅補助事業、空き家活用促進補助事業、若年者家賃補助事業などが、また子育て支援の分野では、例えば出産祝い金事業、ゼロ歳児からの保育料無償化制度、18歳までの医療費給付制度、小・中学校給食費補助事業などの保護者の経済的負担軽減施策が主なものであると認識しております。 確かに対象となっている方々からはありがたいなどの声は聞こえてはきますが、多額の費用をかけての本来の目的でもある人口減少対策としての効果は果たしていかがなものでしょうか。人口動態は改善の方向には向かっていないのが実情ではないでしょうか。そろそろ発想の転換もすべきではないかと考えますが、これまでの施策の評価と今後の方向性についてお考えをお聞かせください。 以上で一般質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、副市長2人制についてでありますが、本案を上程して以来、議員各位に御理解いただけるよう私の思いを述べさせていただきましたが、2人制を提案する根本的な目的といたしましては終始一貫しており、備前市が抱える諸課題を少しでも円滑に解決できる体制を整備しようとするものであります。中でも、人口減少問題への対応は、私の施策の根底となるものであり、そこからプロジェクト推進課が生まれ、事業推進課へと進化する今回の機構改革案にもつながっております。こうした機構をうまく機能させる最適なフォーメーションが副市長2人制であると考えており、その必要性をお願いするものであります。 しかしながら、だからといって恒常的に2人体制にする必要があるとは考えておらず、1人体制で十分と判断する場合は1人になり、2人体制が必要と判断する場合は2人となり、その時々の市長が進めようとする案件に応じて判断していくものであろうと考えております。また、そうしたことから、定数を2人とするのではなく2人以内という規定にするものであります。したがいまして、必要なタイミングで必要な人材を処遇しようとするものであることを御理解いただきますようお願いいたします。 2点目、購入提案についての土地は4件ございます。 1件目の西片上の遊技場跡地については、市民センター及び図書館の駐車場不足解消による利便性向上、今後においては交通安全を図るための交差点改良により縮小される駐車場の確保が主な目的であります。適当な駐車場を確保の上、サイクリングターミナルや市民駐車場など有用な利活用を検討したいと考えております。 2件目、伊部の備前病院前の土地については、発熱外来及びPCR検査等の感染症対策や、今後起こり得る新たな感染症等に対するための用地の確保、また国道2号が拡幅される際に必要となる用地の確保が目的であります。 3件目、伊部の伊部越え交差点付近の土地については、国道374号の歩道整備等について、県に要望できるように用地の確保が目的であります。 4件目、畠田地区の土地については、香登駅から長船駅の間の畠田地区に整備を検討しているJR新駅整備のため、駐車スペースやロータリーなどの用地確保が主な目的でありますが、また周辺に公園等のオープンスペースがないことから、市民が憩える公園緑地の併設も検討したいと考えております。 3点目、図書館新設検討事業における構想から実施設計に至る流れについてでありますが、令和4年度において候補地を選定し、併せて令和2年3月策定の現行構想を基に新設整備の重点検討を行い、できるだけ早く実施設計まで着手したいと考えております。 4点目、備前焼ミュージアム新築事業についてでありますが、現在の備前焼ミュージアム東側の市所有の土地を候補地とし、建物の規模やほかの文化施設と統合するなどの構想を検討した後に、実施設計を行いたいと考えております。 5点目、旧アルファビゼン跡地活用事業の進捗状況についてでありますが、昨年11月議会において減築の基本設計業務委託の予算を議決いただき、減築案の検討をしておりますが、現在減築するための解体範囲などを検討している段階であります。また、全部解体による建て替え案についても現在実施設計中であります。今定例会の予算案については、減築案での改修の方向に決定した場合に直ちに実施設計に取りかかれるよう当初予算にて計上しておりますので、御理解をいただきたいと考えております。 6点目、オリックス・バファローズ観戦応援事業についてでありますが、昨年東京2020オリンピック野球で金メダルを獲得された山本由伸選手をはじめ山本選手と共に備前特別観光大使に任命させていただいております頓宮裕真選手が所属するオリックス・バファローズでの観戦応援事業を令和4年度に実施したいと考えております。この観戦応援事業は、プロ野球シーズン中にオリックス・バファローズでのホームゲーム1試合を備前市の冠試合とするためのスポンサー契約を球団と締結することで、球場内での広告宣伝、イベントを実施することにより、選手への応援と備前市の観光PR、知名度向上につなげることを目的としております。観戦応援の実施時期は、今後球団との調整となりますが、市内の少年野球チームをはじめ選手関係者の皆様との応援ツアーなども計画しており、夏休み時期の実施を考えております。 2番1点目、本定例会に提案しております令和4年度当初予算において、ふるさと納税を積み立てたまちづくり応援基金を財源とした事業を主に地域再生計画と照らし合わせながら事業選定を行うこととしております。 2点目、寄附金確保に向けての具体的な取組でございますが、企業版ふるさと納税については先ほど青山議員にお答えしたように、対象事業の選定を行うとともに、情報発信や企業への営業活動を行って寄附を広く募ってまいります。また、組織の強化を図るため、ふるさと納税課を新たに設けて、人員を確保するとともに、担当課のみならず全庁挙げて寄附金確保に向けて挑戦をしてまいります。議員の皆様にも寄附していただける可能性のある方を積極的に御紹介いただければと思っております。 3番1点目、新路線の実証運行についてでありますが、昨年11月議会でもお答えをいたしましたが、路線バスについては、これまでの幹線道路での運行に加え、生活道路で運行すること、これまで市営バスが運行できていない地域での運行を計画しております。 2点目、お医者バスの利用状況と今後についてでありますが、昨年11月から今年3月までの実証運行を予定しており、利用実績としては11月が218人、12月が277人、1月が211人でありました。利用者アンケートでは、便利になると好評であります。また、運行ルートについて、生活道路での路線運行には道幅など安全性の確認が必要であることから、今後も引き続き警察や市営バス担当課、道路管理担当課での協議を進めてまいります。 3点目、生活交通利用補助金についてでありますが、高齢者等の外出を支援するため、引き続き継続をしてまいります。来年度からの変更点は、補助対象者に要介護、要支援認定者を加えること、一月当たりの交付枚数を16枚から12枚としますが、有効期間を2か月から3か月に延長いたします。この変更は、交付枚数に対する利用枚数の割合が、これまでの実績において交付枚数全体の5割程度となっていること、有効期限延長は利用者からの要望を受けての変更となります。 4番1点目、このたび実施設計の予算を計上した新図書館については概算で17億円、備前焼ミュージアムについては概算で12億円を見込んでおり、財源として合併特例債または過疎債の活用を検討しております。そのほかのJR新駅及び各駅周辺の整備や道の駅などについては、いずれもこれから検討を進める事案であります。したがいまして、現時点では概算事業費や財源等の見込みは申し上げられませんが、あくまでも健全な財政基盤の上での投資を原則とし、中期財政計画を注視しつつ、国や県の補助金の活用あるいは企業版ふるさと納税などの歳入の状況に合わせて、優先度の高いものから取り組んでまいりたいと考えております。 2点目、充当事業に係る予算が可決された場合に、残ったまちづくり応援基金の使途の内訳についてでありますが、現時点で具体的な金額の内訳をお示しすることは困難であります。今後、令和4年3月までいただく御寄附を含め、令和3年度分の最終的な積立額が確定し、決算状況を精査した上で寄附者に御指定いただいた使途に従い整理をしてまいります。 3点目、歳入に見合う歳出の構造を念頭に過大に見積もっている事業がないか、あるいは令和3年度の余剰金が確定してから予算化できる事業はないかなど、各所属で見直した結果を幹部が持ち寄って協議するという調整を何度も繰り返しながら練り上げたものであります。 5番、これまでの若年世帯の移住・定住を目的に新築住宅や家賃補助事業を実施し、また空き家の利用、利活用促進の観点から、空き家活用促進補助事業も実施しています。これらの事業を活用した転入者数は、年平均で約160人となっており、一定の成果を得ていると考えております。また、市民意識調査の結果からは、子育て支援の満足度が高く、保護者の方から高い評価が得られていると考えていますが、年齢別の社会動態の推移は、20歳から30歳代の転出者が多い現状が続いております。今後の移住・定住に関する補助制度については、引き続き取り組む予定としております。その中で、在宅ワークなどの新しい働き方や市外からの移住後にどのような生活スタイルができるのかを研究しながら、現在の補助施策の有効性を分析し、人口減の抑止に努めてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 御答弁ありがとうございました。 すみません。もう何度この場へ立ってもなかなか得ていないもので。順不同ですみませんが、大きな3つ目、公共交通についてですけれども、先ほど令和4年度の公共交通空白地の解消に努める中で、路線をどういうような形で想定されているのかという問いに、市営バスが運行していない地域という御答弁がございましたけれども、具体的に言えばどういった地域を想定しておられるのでしょう。どういう地域になるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 交通の空白地域ということで、片上のほうから西側になりますけれど、香登、それから西鶴山方面を想定はしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 公共交通会議なんかもコロナもあったりでどれぐらい開催されているのか、随時開催され皆さんで各専門家というか各業者の方も交えてお話合いをされていっているんだと思うんですけれども、こういう市民の方、御高齢の方からしてみると、少し小さいようなバスが少しでも自宅近くへ、ルートを通ってくれること、それは大いに大歓迎だとは思うんですけれども、それが細やかにルート設定がなればなるほど、片や既存のタクシー事業者さんなんかとの調整が難しい面が出てきたり、そういうことはないんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 残念ながら備前市には大きなタクシー会社といいますか、数十台持っておるタクシー企業はありません。数台をしておるところがほとんどでございます。それについても、今現在市営バスの運行を委託をし、経営が成り立つように考えております。よって、いわゆるタクシー事業としての役割、あるいはこのような公営市営バスとしての役割、定期ルート及びデマンドバス、事前に予約をして数人の人が一つのグループとしてそれを利用する。それから、いわゆる高齢者に限定されますけども、東鶴山地区で走っておりますスローモビリティーバス、また今回吉永で1年の研修が終わった後、軽四自動車を貸与しました。地域の高齢者の見守りを兼ねた運行。今この各種各様の交通形態を各自治体が模索しております。どれが備前市に一番いいのかよく検討しながら、本当に利用者の方の利便性を1に考えて私はこの公共交通網というものをJR西日本岡山支社、赤穂線、山陽本線、宇野バス、そしてタクシー事業者、その他関係者とよく相談をしながらネットワークというものをつくり上げていかなければ、住みやすいまちづくりにはならないというふうに考えております。また、議員の知見がありましたら、遠慮なく教えていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 真剣にお考えをいただいているようでありがたいところなんですけど、僕、去年ですか、これ何回言ったかな、提言も含めて。美咲町、旧柵原町なんかが合併した美咲町、備前市と同じぐらいの面積で、県中北部にありますけど、横長の町で、人口規模はもう1万人台で、それはもう備前市と比べてもあれなんですけど。そこの町では広い山間地を多く抱える町でありながら、民間のバス会社であったりともうまく連携というか協議をなされて、数年前から地元のタクシー業者さんに頑張っていただいて、そこのチケットタイプじゃなくて実際に使った、乗られた分に対しての補助金額を設定されて、幾らか応分の負担はいただくんだけれども、そっから、それ以上のところを町が、自治体が賄いますよという事業をされていて、だからそれをうまく組み合わせたり積み上げていけば、何か今のようなバスをとかくやゆされる、お客さんはほとんど乗っていないみたいな、バスをぎょうさん抱えとるのを少しでもそういったところの経済的な負担の軽減であったり、運転手の確保も大変でしょうけど、タクシー業者さんにもっと頑張っていただけるような制度を御検討いただければというふうに、また今日も改めてお願いというか御提言させていただきたいと思いますが、また御検討いただければというふうに思います。 それから、すみません、次に行かせていただきまして、すみません、もう順不同で。ふるさと納税についてですけれども、ここでは企業版を取り上げさせていただいたんですが、先ほど僕も申し上げましたけど、じゃあ少しでも多くの御寄附をお願いするんであれば、僕のイメージ、捉え違いかも分からんのんですけど、じゃこういう事業にこれだけの費用がかかるんだけれども、備前市がやっていくプロジェクトで。じゃ、これのことについて御寄附をいただけませんか、企業の皆様という形で、今の何かさっき言いましたけど、備前市のタイプだと6つぐらいの大まかな分野でもってこういうことを頑張っていきますから御寄附をお願いしますなんですけど。時々ある、総務省のホームページなんか開いても各地区の取組事例なんかも出てくるんですが、例えばあるのが、石川県小松市の九谷焼に関する施設整備なんかの場面で、目標金額、何かたしか2億円程度設定されて、それについての御寄附をお願いしますで目標を達成されとったり、それから佐賀県鳥栖市ですか、あそこで大規模なスタジアムの改修を行いますので、そこは何か8億円、7億円ぐらいのビッグプロジェクトについてお願いします。だから、僕の勝手な捉えだったんですけど、そういうふうに個別の大きめの事業を選定をされて、そのことについて、じゃあ関心を持っていただける企業さん目がけて、目がけてというか、そこに特に力を入れてお願いをする形なんかな思うたんですけど、いつまでたっても何かおぼろげな目標設定というか、おぼろげなプロジェクト設定というか、そういうことなんですけど。さっき出てきた図書館整備であったり備前焼ミュージアム、こういうようなことも僕企業版ふるさと納税の対象プロジェクトになり得るんじゃないか。でも、そこは市長、先ほど財源のところで過疎債、合併特例債の活用を検討していきますだったんですけど、こういう十数億円のビッグプロジェクトこそ、ここへ組み込むべきじゃないでしょうか。企業版ふるさと納税の事業として。いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 石原議員と全く同じ考えであります。これを一つの例として、いわゆるこの事業に対して財源をこのような形で持っております。当然、この事業に対して備前市外の企業の人たちが、これは内閣府の確認が必要でありますけども、了承してもらえれば、それは各企業の社長さんがそれは面白い、よし、法人税を払う代わりに備前市のほうに企業版をしてやろうということのPRをしていく、そのために今回機構改革で、今まで係だったものを私は課にいたしまして、先ほども答弁しましたけども、職員の充当も十分考えて、本当に皆さん方、大いに期待をしていただいておるふるさと納税の個人版も企業版も第4の財源でありますから、市の執行部あるいは市の職員だけじゃなしに市議会議員、市民の皆さん方にもいろんな御案内をいただいて、できる限り努力していこうというふうに考えて来年度はおります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) もう御努力はいただいておって、僕らもそら当然協力もさせていただかんといけん分野なんですけれども、何分年間30億円(目標)のようなところがついつい前に出て、さっき言いましたけど、山陽新聞の記事なんか見ても、どんとそこが出てきて、であるならば、もっともっと早く早く少しでも御寄附いただける、人員配置だったりそういうところもええんですけど、プロジェクト中身自体もさらにスピード上げて検証しとかんと、なかなかこれ大変じゃないかな。 それから、市長公室長か総務部長か、中身のことなんですけど、プロジェクト、企業版の設定をする中で、じゃ例えば図書館整備事業加えましょう、国の認定を受けるというか。そのときに、それプロジェクトへ上げる段階では、さっきあった実施設計までして具体的な経費を積算した上でのプロジェクト認定、寄附金いただく、そういうところがスタートになるんでしょうか。バチッと金額を出し切った上での寄附金をいただく作業の始まりになるんでしょうか。そのあたりちょっと。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 企業版ふるさと納税の寄附をいただけるに当たっては、先ほどから話になっております地域再生計画が必要になります。総合戦略を基にしました地域再生計画は、今議員が言われましたように、各種事業が書いているということですが、個別の事業、今例に挙がりました図書館整備事業というような複数年かかるような事業で、しかも企業版ふるさと納税を何年もかかって寄附をお願いすると。それについて一度基金に積み立てるというようなことが必要になるようなプロジェクトの場合には、それだけの個別の地域再生計画が必要になります。その中に事業費が幾らですので幾らの寄附金でお願いしたいというようなことも書いていかなきゃいけませんので、実施設計でがちがちの数字が幾らということまでが必要になるとは限りませんけれど、ある程度そんなに大きく違わない額については、そこの計画に書いていくということが必要になると思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) ありがとうございます。 それから、大きな1つ目の具体的な予算に計上されておる事業にも関連するかも分からんのですけど、それこそ備前焼ミュージアム、図書館なんかも構想の、僕もなかなか見たことないというか、過去にあったんですかね、構想に係る検討経費、委託料と併せて、実施設計まで併せての計上って過去にあったんならまた、基本設計と実施設計の併せての計上はたしか記憶にあるんですけど、構想段階の委託料と最終段階の実施設計が合わせ技で計上されることってなかなか行政の分野であるんかな、ないのかな。基本設計の委託料がその分軽減できる、させる狙いなんかな思うたんですけど。とにかく基本設計って何だったのかなという思いにもなるんですが。さっき言われたの、じゃ今回計上されとる備前焼ミュージアム整備、それから図書館新築については、市長公室長が言われた、さっきそれから市長も御答弁された、図書館整備は約17億円ではないか、それからミュージアムは約12億円ではないか。じゃ、そのアバウト、大まかな金額をもって少しでも早く担当課でもお話をされて、企業版ふるさと納税を少しでも御寄附いただく体制を整えて、副市長がお一人だろうが、東京、名古屋に事務所がなかろうが、まだ、少しでも早い動きを、アクションを起こすべきじゃないかなということを提言というか、一刻も早くというのを、猶予はないんじゃないかな。それに限らずほかのプロジェクトに組み込め得る事業があれば、少しでも早く選定作業を急いでいただいてというところをお願いしたい。細かくはまた委員会でも教えていただけたりお聞きさせていただけたりしたいと思います。 それから、大きな1つ目、土地取得の中の畠田の用地、先ほど御答弁ございましたけれども、こちらについては、場所で言えばどのあたりになるのでしょうか、まず。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 場所については、NTNの工場の南西に当たります交差点を少し西に入ったところであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) すみません。また、委員会でもお示しいただける。NTNの工場の南西の交差点の西に入ったところ。ありがとうございます。そういうことも市長、恐らく、市長もなられてすぐこのお話をされとったと思うんですけれども、しばらく経過して、そういう構想を持ってこれからじゃあ検討していきましょうというところなんでしょうけど、そういうことって地元地区と、役員さんだったり、そういうところの協議はなされておるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 期成会というものをつくって、最終的には畠田駅でも、それから西鶴山駅でもいいわけですけども、備前市が、地域の皆さん方も含め利用を可能な人も、企業、団体も含めて期成会をつくって、そしてJR西日本に新駅のお願いをすると、これが一般のやり方であります。ただ、そこしかですね、実は西鶴山地区では、私も何回も通って候補地を見ますけども、残念ながらそこ一か所が偶然今空き地であるところだけなんです。数か所あるわけじゃないんです。ですから、そこを他の利用をされたら、なかなかこの西鶴山地区、畠田地区にそのようなお願いをするのは難しいと思っておるんです。これが広がりますと、当然今現在民有地でありますので、押さえられたら、もう多分皆さん方もあの沿線を歩かれたら分かると思いますが、適地はないんじゃないかと思っております。よって、この議会で購入の議決をいただきましたら、地権者の方のまず土地を確保して、そしてここでお願いしようと。     〔「すいません、丁寧な御答弁ありがたいんですけど、すいません」と6番石原議員発言する〕 ○議長(守井秀龍君) 一問一答でお願いいたします。 ◆6番(石原和人君) いや、一問一答なんじゃけど、すみません、僕地元の方と協議はされたんですかという問いだったんですけど。すみません。でも、こういうタイミングで、じゃあ新駅の、ここで280万円だったか、検討する業務の委託料が出てきて、そこで僕は可能性であったり、そういうところをじゃあ立地、適地としてどこがいいんだろうか、可能性はどこにあるんだろうかというようなことを、その費用でもって検討されて、じゃあ可能性があるのか、実現でき得るのかどうなのかと、費用対効果であったり、そういうところも検証されて進んでいくのかどうか。さっきもあったんですけど、構想であったり検討業務にもう合わせてこの時点で既に、さっき言ったような地権者の方のあれもあるんでしょうけど、この進め方ってどうなのかなと。新駅を考えていくときに、JRさんと協議されるときに、もう既に用地が確保されていることが前提になるのか、そこがないんであれば、このタイミングでのこういう形での土地取得ってどうなのかなと僕は現時点で思うんですけど。畠田地区との協議をお聞きしました。JRさんとのこれまで協議されてきて、その可能性であったり何か手応えであったり、そういうところは何かお話しできることがあればお教えいただければと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 当然、JRとしては新駅を造りますと大きないわゆるソフトウエアを変えていく必要があるわけでありますから、すぐにああ結構ですというような話ではありません。新駅というのは大変難しいですよということは聞いておりますが、それに負けておったんでは、いわゆる赤穂線の利用者の増につながらない、最終的には備前市内を走る赤穂線の減便になってしまう。少しでも赤穂線の活用を我々市民ができる、それにはこの備前市で西鶴山地区に線路は走っておりますけども駅はない。ほかの地区には線路が走っておるところには全て駅が寒河まであるわけであります。最後の私は備前市の可能性として、こういう駅が実現できるように、地域の皆さん方と協力をして、JRのほうにお願いに行くべきだと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 少しでも市民にとって便利な形というのもあるんですけど、先月の委員会でたしかやり取りの中で、どなたでしたか、お答えいただけたその検討だけ、ある業者へ委託される前に市のほうでもでき得るんじゃないかということで、まずNTNさん、前回の議会でたしか市長答弁されて、NTNの従業員の方の通勤の足にもなり得るんじゃないかということをお話しされたんですけど、そういうようなこともNTNさんの従業員さん向けのアンケート調査なんかは、こちらの担当課のほうですぐにでもできるんじゃないかな。ニーズの把握なんかすぐにもできるんじゃないかな。そこのところ、こういう検討業務委託料のこともあるんですけど、そこの作業を急いでいただきたいと思うんですけど、そのあたりはいかがなんでしょうか。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 駅ができて初めて利用してもらうわけです。今のNTNの従業員にアンケートをまずやるというような手法をしなくても、そこに駅ができるかというところがまず大事で、その並行に合わせて地元の住民の利用等も含めて、近隣の会社の方も含めて当然利用者数というものはJRと我々備前市と協議の対象になると思います。その時点で私はいいんじゃないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 何が、どういうところがきっかけでこういう構想が持ち上がったのかというところで、それはもう各小学校区に1個ずつ駅があればいい、便利だろう、それは分かりますし、でもこれだけの人口規模の町でこれだけの2つ路線があって駅がこれだけあってという自治体は恐らく日本中探してもなかなかないんじゃないか。そもそものきっかけがなぜあそこに駅が必要なのかというところのニーズであったり、あの地区に、坂根地区、それから畠田地区、福田地区であったりすれば、そういうこともありがたいんでしょうけど、もっとさらに必要と、優先すべき行政課題はあるんじゃないかなという気もいたしております。そこのところも、とにかくさっきも言ったこういうプロジェクトされるんであれば、まずは地元地区であったり、企業さんであったり、そういうところとのやっぱりやり取りからスタートすべきじゃないんかなというのを改めて今日の答弁聞いて感じましたんで、また改めて、これは総務産業委員会になりますか、そちらの委員会でもまた確認もさせていただきたいというふうに思います。 それから、5点目の旧アルファビゼンについてですが、現在解体範囲の選定というか検討を行っておるというところなんですけど、じゃあ最終的に全解体を選ぶか部分解体を、減築を選ぶかというのはいつ頃決断が下される見込みなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) ただいま基本設計をやっている途中でございますので、その設計ができましたら比較検討ができる資料を作るということでありますので、それが今年度末ということにはなっておりますが、多少時間がかかっておるようですので、少し延びるんじゃないかなというふうに思っております。具体的にいつというのは今ここでは申し上げられませんけれども、でき次第、またお示ししたいというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 以前、新規事業のあれですか、ロードマップみたいな矢印がありましたけど、あれによると何か夏頃に矢印の終点があったように思うんですけど、夏頃ぐらいなイメージでよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 夏頃ということにはなっておりますけど、できるだけ早くできるようにしたいというふうに考えているところであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) よろしくお願いします。 それから、財政に関わるところかなと思うんですけど、経常収支比率のことを申し上げまして、先ほどの青山議員とのやり取りの中でも分母分子の話もあって、分子は少しでも抑えていくという話もあったんですけど。この時点で、じゃここで計上されとる一般会計の当初予算が、僕通告のときに考えたんですけど、このまま歳入歳出された場合に、じゃあその97.6がどれぐらいになりますかというのをお尋ねしょうか思うたんですけど、ちょっとこの時点で例えばお聞きして、その数字で一喜一憂するのもあれだな思うたんですけど。これってもし経常収支比率って、僕も勉強になる思うんで、そういうことってできますか、総務部長。時期はいつでもええんですけど、参考までに分母分子の勉強をさせていただいたり経常収支比率、あまりに経常収支比率が重要視されて、でもこっちの実質公債費比率とかそっちも大変重要な数字なのに、何か経常収支比率も確かに大事なんでしょうけど、何かそこがすぐ県内最下位とかワーストとかなるんで、ちょっとお出しいただけるんなら参考までにまた御提示いただければ勉強になってありがたいかな思うんですけど、いかがでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 予算上、もちろん理論上の数値にはなりますし、実際の経常収支比率というのは執行した額が基本になってまいりますので、決算の数値ということにはなります。しかしながら、理論上の数値でも今出せるのかどうかというところをちょっと担当に確認をさせていただいてからとさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) それから、いつぞや、令和2年度ですかね、中期財政計画なんか出ていますけど、それによると、あくまでそれも見込みでしょうけど、令和4年度分からですか、もう100を超えていって年々経年で令和6年頃までもう104、105、そういう自治体は全国にはあるんでしょうけど、そういう数値も見えるんですけど、現状でいくと経常収支比率なるその数値はそういうよほどのことをしない限り、よほど何かをしない限りはこういくという形でよろしいですか。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 試算ではございますが、令和6年あたりまでの試算はしておりますが、このまま何も手をつけないと100を超える状況であることは間違いないです。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) それから、最後の移住・定住、子育て支援なんかも絡めてあらゆる施策でもって人口減少問題、移住・定住問題に立ち向かっていくわけでしょうけど、僕さっき申し上げたのは、あまりに備前市、補助政策の中で何か経済的なところの補助制度、よその自治体に負けんような形で展開されとんですけど、ちょっと視点を変えて、じゃあ肝腎の、子育て支援でいくと、子供たちの環境整備、給食費軽減させましょう、学用品もええんでしょうけど、それをちょっとだけ、そういった環境整備、遊び場であったり、そういうところの整備にちょっと振り向けていくようなところの視点も大事じゃないんかなと思いますが。もう時間もないんで、これ提言としてお聞きいただければというふうに思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時06分 休憩     午後2時20分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、田口議員の一般質問を願います。 3番田口議員。     〔3番 田口豊作君 登壇〕 ◆3番(田口豊作君) それでは、通告に従って一般質問をさせていただきます。 まだ後もありますので、簡潔にお尋ねしたいと思います。 まず1点目、リフォーム助成制度についてでございますが、この制度については現市長さんが最初に市長になられた時期に民商とかも要望して制度をつくっていただいたものだというように思っております。今、地域の業者さんとかは多くの方からこの制度を使ってリフォーム依頼されているということは承知しております。今回も100万円前後の軽微なものについてどうなのかという問合せが多く来ております。そこで補助対象を100万円以上というような形にして、もっと多くの方に利用していただける制度にしていただけないでしょうか。広く使いやすい事業としていけば、市内の業者さんもそれなりに仕事が確保できます。御答弁のほう、よろしくお願いします。 2点目、アルファビゼンの事業についてでございますが、青山議員、石原議員への答弁もございましたが、ここでは比較検討するためということの大きな柱、こういうものになっていると思います。そこで、減築案についての検討の資料として建屋の基礎、鉄骨構造、鉄筋コンクリート造の部分もあるのかということで、一部資料を出していただきました。何分にも大量の資料ですので、一部分だけお願いしましたが、鉄筋コンクリート造の部分と鉄骨部分が共存しているような構造物であります。そして、減築するのであれば、どの基礎のあたりに残る部分が来るのかというようなこともしっかり検討しなくてはならないと思います。より詳しい資料が、資料、図面等が必要なところはお示ししたいと思いますが、委員会等に再度提出していただけるかどうか、議論する上でぜひ必要と思われるので、お願いしたいと思います。 3点目、日生の市民会館の改修工事についてでございますが、以前から空調が使えないということで、冬場、夏場の使用に支障が出ておりました。この修理については、部分的な修理で大丈夫かという疑問が以前から出されておりますが、配管の取替え等、こういうものも含めて施工しなくて大丈夫なのかという疑問がありますので、現在どの部分を変える予定なのか詳しく分かれば教えていただければと思います。 それと市内には多くの公共施設がございます。個々の施設を今後10年、20年と長く使用するのかということも含めて、備前市全体の公共施設の在り方を再度しっかりと考えてから工事をやっていくべきではないかと思います。この点についてもお考えをお聞かせください。 4番目、コロナの感染症についてでございますが、いろんな形でコロナ問題については対策等取られておるところでございますが、市民の皆さんの中には自宅待機、自宅療養をされている方がどう過ごされているのかということをテレビ、新聞等報道で見聞きする中で、大変心配されております。感染症ということで我々が関われないことは承知しておりますが、県保健所等の対応がどうであるとかという形で何らかの方法で市民の皆さんに広報等でお知らせし、安心していただけるような施策が取れないか、お考えをお聞かせいただければありがたいと思います。 5番目、現在市で保有しておるウッドチッパー、それから草刈り機、これの利用状況がどういう状況なのかお聞かせ願いたいと思います。 私の知り合いの方も農地をお借りして作物を植え付けたり等しておりますけれども、皆さん御存じのように耕作放棄地が相当目立つような状況でございます。もっとしっかりと広報し、この保有しているウッドチッパー、草刈り機の活用を促進していただきたいと思いますが、現在の使用状況と今後の広報の在り方について御答弁をお願いしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、田口議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、小規模の修繕では本来の目的である住宅機能の向上と今の家に長く住んでもらう制度とは言い難く、現在の助成対象工事費は令和3年度と同様にしております。リフォーム助成の目的として、住宅機能の向上により、その後空き家になったとしても次に活用できるような改修を行っていただくことで、空き家対策にもつながると考えております。空き家改修促進補助制度と併せてこの助成事業をより多くの方に利用していただき、移住・定住の促進にもつながればと考えていますので、御理解のほどよろしくお願いをします。 2番、現在、駐車場があった地上5階部分から7階部分までの鉄骨造の部分を取壊し、地下2階、地上4階建て鉄骨鉄筋コンクリート造の建物として基本設計をしております。議員御指摘の建物の基礎や構造躯体の検討についてでありますが、今回の旧アルファビゼンの減築では、建築基準法などの審査機関と協議しながら適切な法令適用を行うこととしており、壁や柱、屋根など主要構造部の解体や修繕、また用途変更の検討を行います。 なお、建物の基礎、構造が確認できる図面の資料請求がありましたので、竣工図から抜粋したものをお配りさせていただいております。 3番、壁内配管については、現状確認の手段がないことから、確認には至っておりません。空調機本体が動作不良になる前には問題なく使用できていましたので、配管には問題はないものと理解しており、追加工事の可能性は現状では低いものと考えております。 また、日生市民会館は、備前市公共施設個別施設計画におきましても、存続との方針が出ており、東備西播定住自立圏においても圏域住民による文化交流を促進する場として位置づけられているため、開館に支障がある箇所は可能な限り修繕を行い、長く使用してまいりたいと考えております。 4番、新型コロナウイルス感染症についてでありますが、感染後の自宅療養者には保健所が食料品、日用品の支援を宅配サービスにより行っております。食料品といたしましては、飲料、主食、インスタント食品、缶詰、野菜、卵、果物等を自宅療養者の希望により行っており、日用品といたしましては、トイレットペーパー、ティッシュ、石けん、マスク、手指消毒用アルコールの支援を行っております。これらに加えまして、備前市独自の支援として、自宅療養者に対して保健所から情報提供していただき、御本人から希望があった場合には、家庭内での感染拡大を防止するため、サージカルマスク、手指消毒用アルコールの支援を行っております。 なお、感染者への支援は、県が責任を持って担っていますので、地域で御心配されないようにしていただければと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) それでは続きまして、5番、ウッドチッパー及び草刈り機の利用状況についてでございますが、コロナ禍による半導体不足の影響で納期が遅れております。3月中に納品予定となっております。また、これらの機械につきましては、基本的に耕作放棄地の管理や山林整備等を目的に購入予定でありますので、農業委員会等関係団体と連携を取りながら利用を促進してまいりたいと思っております。また、利用状況によりましては、広報等によりまた考えたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) まず、1番のリフォーム助成についてでございますけれども、現在は対象は200万円以上でよろしかったですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) はい、200万円以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) この金額ですと、お風呂とかトイレの洋式への改修等々やって、ほかの部分も含めて見積を二百四、五十万円という形で出されても、この部分は対象になりませんよというようなことになれば200万円を切るような場合があるということで、やっぱり業者の方もそういうことで制度が使えないのは申し訳ないなというようなお話がございます。そういう意味で、もう少し附属した事業も含めて対応していただけるような形にはならないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 先ほどの市長の答弁にもありましたように、この事業の目的とさせていただいておりますのは、住宅機能の向上、その後空き家の活用についても長く使っていただける、そういった空き家対策にも向けた政策となっております。市の目的は、移住・定住に係るある程度の機能を持った改修ということを想定させていただいております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 私は、市の活性化、そういうことも含めてこれは考えていく事業だと考えております。そういう意味で、高齢の方が風呂が昔のタイル張りであるとか、そういう方でしたらせいぜい100万円前後、ほかのところも改修していただいても150万円程度の改修にしかならない。そういうな高齢の方の分にも対象にしていけば、やはり備前市は高齢の人たちにも優しい市なんだなということで、移住・定住にもつながってくるんじゃないかなと思います。そういう形での保健福祉的な部分と重なるかもしれませんけれど、やっぱり空き家対策とかそういうことに限定するんでなくって、もっと幅広く利用してもらえる制度という形で制度設計をお願いしたいなと思いますけど、そういうお考えはありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 今年度の状況でありますとか令和4年度のこの制度での状況を見させていただいて、またそのときの利用、またそういった要望がたくさんあるというようなことでありましたら、また考えていきたいとは思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 先日も業者の方から電話がありまして、どうなっているのかなということでしたけれども、やはり200万円、150万円ということではやっぱり対象にならないなということで諦めてもらわな仕方ないなというようなお話でした。ぜひ検討していただきたいと思います。 2番目の旧アルファビゼンの減築の件ですけれども、資料ありがとうございます。この基礎を見てみますと、ちょっと変形したペンタゴンというんですか、五角形のような基礎なんですけれども、基礎を3本打っているところと2本打っているところ、こういうところが分かるような資料を頂いております。ぜひこういう資料に減築して残る部分がどの基礎の上に載るのか、そういうふうな資料の作成というのはお願いできるでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 今、基本設計をしておるところですが、当然基礎の状況であるとか柱であるとか、そういったところも考慮した上で確認検査機関とも協議しながら作るということでありますので、具体的にこういうふうにしたらいいというものが決まればお示しできるのではないかというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) それから、鉄骨部分と鉄筋の部分というのがいまひとつちょっと境界が分かりにくいのですけれども、頂いた資料で1階から4階のところの資料を見させていただいたんですけれども、ここに主筋25ミリ、フープ10ミリというように出ておりますけれども、その下にA、Bという形で300の150、5の9、その下のB275の150の6の9というように鉄骨の寸法が書いてあります。これは、鉄筋の柱に鋼材のはりをつけて鉄骨鉄筋という構造になっているということでよろしいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 以前から答弁させておりますとおり、1階から4階までは鉄骨鉄筋コンクリート、5階から上は鉄骨ということであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) そしたら、駐車場部分と言われる鉄骨造のところだけを撤去して残すということで理解させてよろしいんですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 先ほど市長からも答弁させていただきましたとおり、5階から上は撤去するということであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) この資料では、残る部分にどういう形でブレースというんですかね、水平ブレースとか縦方向のブレース、要は木造建設で言うと筋交い、その役割をするものがどういう形で入っているのかというのも分かりませんので、できればそういう資料も御提示いただければと思うんですけど。後日の委員会のほうで検討させていただきたいと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 今おっしゃられたような資料については、実施設計が出来上がってできてくるような図面だろうと思います。今の段階ではまだそこまでは行っておりませんので、委員会で、次の来週の委員会ですぐ示してくれと言われても、それはちょっと無理な話なんですが、できた段階においてはお示しすることはできるというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) お伺いしたいのは、現在の残す部分に入っているのか入っていないかということも確認したいという意味で、今ある図面で確認ができないかなということでお尋ねしたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 今ある図面の中で今議員がおっしゃられましたような図面があるかどうかは確認させていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) よろしくお願いします。 次に、市民会館の改修なんですけれども、やっぱり配管に使われている材料ですよね。これが普通、過去から使われているようなメッキのガス管と言われるようなものでしたら、長いこと放置していると多分中が腐食してしまって、今度水を通すといっても通らない状態になっているんではないかなと私は推測いたします。工事かかられる前にその辺は業者さんにしっかりと点検していただく、そういうことを要望していただけませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) ありがとうございます。そのようにしっかりと準備を整えて事業を進めたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 二層管とか、そういう形で十分対策している配管でしたら心配ないと思いますけれども、できた時期がそういう時期でありますので、ぜひその辺は点検して、お願いしたいと思います。 コロナの感染症については、丁寧な御説明いただきまして、町内会長、何か所かそういう形で尋ねられたんですけど、しっかりと説明しておきます。 5番目のウッドチッパー、この件につきましては、コロナの問題もあったりいろいろあって、いろんな事業が停滞していると思いますけれども、やっぱり日生のほうも、香登そういう備前市全体で、車で走っていても耕作放棄地が目立つという状況なんで、その辺はもっとこの購入した機械がしっかりと機能できるよう、広報等でしっかりと宣伝していただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で田口議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際コロナ感染症対策のため、暫時休憩いたします。     午後2時47分 休憩     午後3時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、藪内議員の一般質問を願います。 1番藪内議員。     〔1番 藪内 靖君 登壇〕 ◆1番(藪内靖君) それでは、一般質問をさせていただきます。 大きな1点目、公共交通について。 2045年人口ランキング16位、162万人の岡山県、全国で唯一4つランクを上げた県であります。その理由は、交通網が発達しており、京阪神や広島、九州にアクセスがいいこと、温暖で災害が少ないことにより移住者が増えているからだとあります。県内でも地域によって格差があるでしょうが、備前市は県南に位置し、比較的好条件なほうではないでしょうか。東の端、東の端などと言われたりもしますが、以前から言ってあるように、JR山陽本線、赤穂線、山陽道、国道2号、国道250号、ブルーラインなどが通る交通の要衝、京阪神への玄関口に当たる非常に便利な場所だと考えています。これらの背景をうまく利用して、特色ある施策を立て、移住・定住を促進すれば、人口増までは厳しいとしましても、人口減を食い止める助けにはなるのではないでしょうか。 いずれにしましても、公共交通を充実させることは備前市の維持、まちづくりにはなくてはならない課題であると思います。既にいろいろな施策が考えられ実行されているようであります。 1点目、前回も少し触れさせていただきましたが、公共交通利用の日を御存じでしょうか。平成13年7月に公共交通の重要性についての県民の再認識と利用意識の醸成を目的として、岡山県公共交通利用県民運動を進める会を発足し、毎月最終金曜日を公共交通利用の日として呼びかけ、利用促進と見直しを図るものであります。今定例会にも香登・長船間に新駅開設の検討費が上げられていますが、まずは利用促進ではないかと思うのです。増便どころかさらなる縮小がニュースなどで流れていたように思います。月1回より2回、3回と乗車し、アピールすることが重要なのではないでしょうか。コロナ禍の今やるべきことではないのかもしれませんが、定期的に乗車キャンペーンを行い乗車人数を増やすことのみが、JRの減便や区間廃止を避け増便などを図る唯一の方法ではないかと考えます。渋滞や駐車場待ちのないJRやバスでのお出かけは、また違う景色が見えてくると思います。回答よろしくお願いいたします。 2点目、JRの件は市営バスにも言えることではないでしょうか。なくなると困るがなかなか乗車いただけない、逆にバス停が遠い、時間が合わないなど、乗車したくても乗車できない理由もあります。このことは、真剣に検討、工夫していただいているにもかかわらず、いつも同じ話の堂々巡りとなってしまい申し訳なく思います。 先日も知り合いの方が、海の駅へ買物に行くというので乗せていったのですが、ふだんだと数十分の間に商品を選び会計を済ませバス停に戻らなければならないので大忙しとのことです。次の便にすればいいのではと思う部分もありますが、それだと時間が余り過ぎるとのことでした。ただ、高齢者の方々が寒い中、ベンチに腰かけられバスを待っている姿を見るのはつらいものがありました。また、手押し車の方などは、全然間に合わないですし、乗降自体が困難であります。今後の対策といたしましては、既存の業者様などに増車いただくなどして、介護タクシー的なことでの対応とするのも1つだと考えますが、いかがでしょうか。 バスの待合場所については、先ほどの森本議員への回答で全力を尽くすとのお答えがございましたので、期待しております。回答、よろしくお願いいたします。 3点目、同業他社さんとの関係もあるので難しい部分もおありでしょうが、フリー定期乗車券の料金を安価にし、多くの方にお持ちいただくことは考えられないでしょうか。1日乗り放題券のこともありますが、御検討いただけないでしょうか。 ゴルフの打ち放題パスを購入した場合の打球数と入場回数は飛躍的に増えるといいます。携帯電話のかけ放題も同様。使わなければ損じゃないですが、よく使われるようであります。ゴルフ練習場と市バスを全く同じに考え判断することはできませんが、安価に設定することで、利用の促進、喚起はできるのではと思います。回答、よろしくお願いいたします。 大きな2点目、市民会館と日生西公民館について。 1点目、市民会館はこの5月で築後40年が経過いたします。平成25年11月に国から示された公共施設、インフラ長寿命化計画、それに基づく平成29年1月の公共施設等総合管理計画、さらには個々の施設の方向性を検討する備前市公共施設個別施設計画では今後の取組方針として日生市民会館は市民センターと並び存続と決まったようでありますが、その評価が示す意味とはどういったことなのでしょうか。また、おおよそ何年くらいの使用が可能なのでしょうか。 次に、日生総合支所の建物は築後約60年が経過しており、その裏にある日生西公民館はそれより5年ほど新しいと思いますが、かなり傷んで老朽化しています。個別計画の今後の取組方針は、休止、廃止、民営化、その他の合理化を検討となっています。周辺の駐車場などの敷地も併せて、さらには日生市民会館をも含め総合的な今後の在り方についてのお考えはございませんでしょうか、お聞かせください。ただし、お考えいただく場合、現在使用している方々もいらっしゃいますので、代替案等も含め検討いただけませんでしょうか。 大きな3点目、社会情勢不安による様々な影響について。 1点目、陸上輸送業者、海上輸送業者、漁業関係者などは、原油高騰による様々な影響が考えられますが、今のところはセーフティーネット、燃料サーチャージ等で、全てではないにしろ契約により守られているようであります。しかし、ロシアがウクライナに侵攻し軍事行動を起こした今、今後の動き次第ではコロナとのダブルパンチで想像もつかないような事態に陥るかもしれません。こうなりますと、国レベルのお話にはなるのでしょうが、市独自の対策を検討されていますでしょうか、お聞かせください。 2点目、こういった場合、真っ先に被害を受けるのは一般市民であります。生活用品や食料品が入りにくくなる上に、輸送コストや原材料費等全てが上昇し、値上げラッシュとなります。特に、ガソリンや灯油の価格は政府からの補助があったにもかかわらず、なかなか落ち着かない様子であります。これら生活必需品の値上げは市民生活を直撃し圧迫しています。生活困窮者等市民に対する市独自の対策をお考えでしょうか、お聞かせください。 大きな4点目、体育施設について。 1点目、総合運動公園多目的広場は、防球ネットやフェンスが低いために打球が飛び出して危険であるとの理由から、テニスコートの予約時には野球の使用ができないと聞いております。双方の同時利用が可能となるよう整備する予定、計画はございませんでしょうか。備前市では、山本由伸投手の金メダル獲得や頓宮裕真捕手の活躍、さらには女子硬式野球チーム備前サンラッキーズの立ち上げなど、今一番盛り上がっているときではないかと思います。また、オリックス・バファローズ観戦応援事業1,115万3,000円が上がっているこの大切なときに備前市総合運動公園の野球場が使いにくい状況では、流れに水を差すことにもなりかねません。日生総合運動公園のグラウンドも含め整備の予定はございませんでしょうか。回答よろしくお願いいたします。 以上でございます。明快なる回答、よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、藪内議員の御質問にお答えをいたします。 3番1点目、原油高騰による市独自の対策についてでありますが、市といたしましては社会情勢の変化による経済状況の推移を見ながら検討してまいります。 漁業関係者につきましては、国の漁業経営セーフティーネット構築事業による安定供給のための補助があり、既に受けておられます。 2点目、生活困窮者等市民に対する市独自の対策についてでありますが、公的制度や他のサービス等の支援が受けられず、各種制度のはざまの生活困窮状態にある方に対する経済的支援として、生活困窮世帯等支援事業を令和4年度当初予算で計上しております。これは、備前市社会福祉協議会が実施している生活困窮世帯等支援事業に対し、市が事業費の2分の1を予算の範囲内で交付することで財源の確保が図られ、さらなるサポート体制の充実と拡充を目的としております。支援の内容としましては、現物支給による経済的支援と食糧支援を予定をしております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。     〔市民生活部長 藤田政宣君 登壇〕 ◎市民生活部長(藤田政宣君) それでは私から、1番、公共交通についての1点目と3点目についてお答えいたします。 1点目、JRの乗車人数を増やす取組についてでありますが、公共交通利用の日など市民へ向けて積極的に公共交通の利用を呼びかけることは重要であります。市の情報手段を活用し、減便の瀬戸際にあることを知っていただき、みんなで公共交通を利用し守っていくという共通認識の下、啓発していかなければならないと考えております。 また、駅舎の改修をはじめパーク・アンド・ライドとして利用できる駐車場や駐輪場を含めた駅周辺整備、JRと市営バスの乗り継ぎ改善等、JRを利用しやすい環境整備に取り組んでまいります。 3点目、市営バスのフリー定期乗車券の料金を安価にできないかについてでありますが、市営バスの利用料金については、このたび1日フリー乗車券の料金の見直しなど改善を図っているところであります。なお、利用料金については、これまでも見直しを行っており、御提案の定期料金については、路線ごとの定期券から全ての路線が利用できるフリー定期券への見直しと料金引下げを行い、見直し後はフリー定期券の利用が伸びているところであり、さらなる割引が必要かについては今後検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 私からは、1番2点目、介護タクシーについてお答えいたします。 まず、介護タクシーには2種類ございます。1つ目は、一般乗用旅客自動車運送事業の福祉輸送限定の認可を受けたもので、利用者は障害のある方、要支援、要介護認定を受けた方、妊婦等の体調に不安のある方が対象となり、運賃と乗降の介助料金が必要となってまいります。2つ目は、先ほどの認可に加えまして、訪問介護事業所としての指定が必要となります。運賃は利用者の実費ですが、乗降等の介助につきましては介護報酬から支払われることになります。利用者につきましては、要介護認定を受けた方ということになってまいります。市内には介護タクシー、福祉タクシー、福祉輸送運送事業者等がございますので、利用される方の状況に応じて御利用いただければと思っております。 なお、新たに事業展開を計画される事業者等には、情報提供など必要な支援を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。     〔教育部長 石原史章君 登壇〕 ◎教育部長(石原史章君) 私からは、2番と4番についてお答え申し上げます。 2番のうち、まず日生市民会館ですが、建築年度は1982年、昭和57年で、新耐震基準であることや、構造躯体とそれ以外における健全性の評価結果において、改修対策などの優先度、老朽具合及び将来性を踏まえた上での総合的判断から、今後の取組方針は存続の判定であると理解をしております。 なお、今後の使用年数ですが、鉄筋コンクリート造の場合の一つの目安として、約60年とされていることや、先ほどの評価を踏まえると、今後少なくとも約20年の使用は可能と理解しております。 次に、日生西公民館の建築年度は、1965年、昭和40年であり、新耐震基準を満たすものではなく、耐震改修も未施工状態にあります。日生市民会館でも述べましたとおり、この施設の評価結果を踏まえて今後の取組方針は廃止(除却、売却等)の判定となっております。 今後は、現在の利用者の方々との調整を行いながら、近隣の類似施設である日生市民会館や日生総合支所などにおいての利活用を検討してまいりたいと考えております。 あわせて、建物撤去や敷地の活用についても検討してまいりたいと考えております。 次に4番目、体育施設についてでありますが、備前市総合運動公園多目的広場である備前球場の使用の現状については、球場外への打球による被害の懸念があることから、硬式野球としての使用に際しましては、中学生以下に限定し、駐車場の使用制限をするなどの条件を付して使用をしていただいております。 今後の整備についてのお尋ねでありますが、現在までに防球ネットやフェンスの整備を検討しておりませんので、費用的なことは不明でありますが、ネットの高さを伸ばすためには柱を新設することや、相当のエリアをカバーする必要があることから、高額な費用を要すると考えられます。 お尋ねの現状につきましては、今年度から打球による被害を回避する趣旨によって運用面での取組を始めたばかりでもあります。質問の御趣旨は理解いたしますが、現状での取組について御理解をお願いしたいと存じます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) 回答ありがとうございました。 まず、4点目のネット、野球場ネットに関してですが、趣旨を理解していただき、そして説明いただいたのですが、やはり今備前市が、ほかのことも含めていろんなことを推し進めているわけですが、野球に関しては先日の山本投手の表彰とかいろんなことがありますし、やはりオリンピックで金メダルを取るというようなことは本当そうそうないことだと思うんです。それを成し遂げられた山本投手、それから頓宮裕真捕手とかプロ野球選手が今こんなに誕生して、また女子野球の備前サンラッキーズさんが立ち上げとなる今、そういった野球を一生懸命押している割には、ちょっとあまりにも消極的過ぎると。確かにただでできることではないので、そこをどうしても高額な費用がかかるものをどうしても進めてくださいとはなかなか言いにくいですが、やはりそれをやってでも野球熱を高めて、備前市の特徴、特色として出して、押し出していかないといけないと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 御提言ありがとうございます。現状少し加えさせていただきますと、この球場外への打球による駐車している車両への被害といいますか、そういったことが一昨年度ございまして、中学生以下の限定使用というのはあったんですけれども、駐車場の使用制限といったこと、保険への加入も含めて現在は令和3年度からこの運用を、現状の運用を始めたところでございます。ハード面の整備につきましては、コスト的にも時間的にもかかろうかとは思っておりますので、運用面でまだまだ工夫のしどころがあるのであればそういった形での対応も考えていきたいというふうには思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) 先ほど言われた保険の問題等は、私もその当時のこと聞いておりまして、とにかく当事者が保険を掛けるようにとのことで、それは納得いただいたみたいで、ですけどそれが1個解決したら、また例のテニスは年間計画は出ていると、年間予定が出ていると。だから、テニスがやっぱり優先されて、野球はその都度入ってくるものだから、それが入っているときにはできないと。そうでなく、やはり何とか工夫をして、こっちがやっているからこっちはできませんよじゃなく、やっぱり先ほども言いましたように、同時利用でないとなかなか、どうしても1つのグラウンドでサッカーと野球をするというようなことは無理は分かりやすいのですが、やっぱり離れているのに、そら打球が飛ぶとか中学生までなら大丈夫だが、それ以上になると飛距離もすごいということで、そういう安全面を考えてそういうふうに止めるのは分かるんですが、やはりその辺はもう一度御検討いただいて、もうこれ以上は申しませんけど、なるべくネットを高くするであるとか、駐車場との境界に何か処置をいただくなりのことをしていただきたいと思います。 それで続きまして、公共交通についてですが、いろいろ担当部署等にいろいろ考えていただき、先ほど市長も言われたように、いろんな路線を考えてくださっているんですが、やはり根本的な問題として、路線は増やしてもやはりバス停が遠く、そこへ行けないという現実があるんで、それはやっぱり何とか解決しないといけない。でも、そのためにどんどん狭いところ、狭いところへ、奥へ、奥へバスを入らせていくわけにもいきません。それは理解します。ただ、これを解決するのはやはり小っちゃい吉永で前走らせていましたささめあい号であるとか三石のちょっと、何か助け合いじゃないですけど、ちょっと名前忘れましたけど、そういう小っちゃいもので機動力を生かした、それはもうバスのように2,000万円もしませんので、中古の軽四を買うなりして、そういうことで対応いかないと、やはり私たちには分かったようでも理解できないと思うんですね。やはり自分たちは車で店の前まで行き買物をして、ぽんと荷物を積んでまた家まで帰ると。でも、その方々はちょっとゆっくりとなった不自由な体を動かせてバス停へ行き、バスへ乗って買物して、また急ぎながら買物をなさっているので、何か弱者に対してより頑張りなさいというようなことではなかなか福祉、福祉といいますか、今後移住・定住を提言する上で、片方では子供の手当を手厚く十分に、片方ではやはりお年寄りをつらい思いをすることなく生活できるように。最終は、究極は市長言われたように、コンパクトシティーだとは思うんですけれど、まだ今そこまでは進められないので、そういった、それが、名前は分かりませんが、デマンドバスであるとか、そういう助け合い号みたいなものを何とか走らせていただいて、買物弱者、買物難民の人を助けていただけるように考えていただきたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 藪内議員と全く同感であります。これからのまちづくりは、もちろん若い人の定住は必要でありますけども、本当に長く、今まで備前市を愛し、備前市を助けて、長く住んでいる方が高齢化によって生活の不便を感じることを行政としてできる限りお助けをしていく。そのためには、例えば私実際に高齢の方、奥さんから聞いたんですが、その方は浦伊部に住んでおられます。少し高台の住宅におられます。家から250号線を走っている市営バスが見えるんです。でも、そこまでは距離からしたら四、五百メートルでありますけども、御本人が歩いて行けば20分、30分かかるんですね。ですから、吉村さん、見えておって利用できないんです。まさしく議員のおっしゃることだと私も思っております。そういう人たちが利用できるように、例えば5人乗り、4人乗りのそのような公共バスも考えていかなきゃならないと思っております。この6月頃には電気自動車の小型化のものも発売されるように聞いております。今までの公共バスである10人乗り以上のバスだけではなしに、やはり地域地域に合った高齢者の人もあるいは妊婦の若い人も利用できる真にノーマルな公共交通体系を私はつくっていかなきゃならないと思っております。今回の機構改革においても引き続き公共交通課を存続させ、いろんな角度から迅速に対応できるように考えていきますので、予算面等を含めて今まで以上の御支援をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) ありがとうございます。 それでは、フリー定期乗車券の料金を安価に設定できないかというものですが、これ私詳しいことも法的なことも何も知らずに、自分が単純に計算してみて、今現状一般が1か月定期で4,800円ですか。6か月分になるともう少しかなり安いんですが、それを例えばの話、2,000円とかに設定して、保険と同じ考え方で、2,000円に設定し、それを5,000人にお持ちいただくと。何とか、2,000円ですからお持ちくださいと。2,000円が決して安いとは申しません。でも、2,000円ですからちょっと5,000人に、要するに12か月使ってもらった場合、1億2,000万円になるんですね、これが。1万人になれば2億4,000万円、単純計算ですけど。だから、こういった計算で、もうみんながどうしても利用したい人を助けるではないですけれど、これが5,000円、1万円になればちょっとお願いもしにくいんですが、何とかそれを、そういった金額が設定できるようであれば設定していただいて多くの方に持っていただくようなことは考えられないでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この公共交通については、今特に岡山市内の大手のバス会社が、例えば瀬戸内市の減便等でいろんな工夫を自治体ともしておられます。備前市は残念ながら宇野バスが片上まで運行しているのみであります。宇野バスの利権も考えながら、宇野バスの経営も考えながら、かといって多くの地域には公共、民間バスが走っておらないわけであります。利用の拡大を含めて、2,000円が適当かどうかということはまた検討する必要がありますけども、より多くの市民の方が、同じ税金を使うわけですから、これは市民であってよかった、長く住んでいてよかった、備前に移り住んでよかったと思われるような公共交通体制を考えていくことだと思っています。私の仕事を含めても、公共交通を含む交通問題は私のライフワークの一つでありますので、職員とよく相談しながら明快な答えを出していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ◆1番(藪内靖君) 以上でございます。 終わりに、星野議員、橋本議員、沖田議員、本当にお疲れさまでした。備前市のためにありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で藪内議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時38分 散会...